5つの部屋を巡り「けはい」を感じる―神奈川県民ホールギャラリーにて開催

2018年12月21日 18:38 カテゴリ:最新のニュース

 

和田裕美子《garden》2015年

和田裕美子《garden》2015年

 

12月17日より、神奈川県民ホールギャラリーで「5Rooms Ⅱ―けはいの純度」が開催されている。

 

今展は神奈川県民ホールが主催する「5Rooms」の第2回にあたる。前回の展示と同様に5名の作家に焦点を当て、ホールの構造を生かしてそれぞれの作家が個展形式によって展示を行う。

 

参加作家は、髪の毛を素材に、レースのような繊細な模様と少女像とを組み合わせた作品を作る和田裕美子(わだ・ゆみこ、1981年神奈川県生まれ)。鹿猟の体験から生死の鮮烈なイメージを導き出し、自然の刹那を切りとる彫刻家・橋本雅也(はしもと・まさや、1978年岐阜県生まれ)。身近にある食物を干からびさせ、そこに布を被った自身の身体を組み合わせたものをモチーフに、生命の盛衰を捉える七搦彩乃(ななからげ・あやの、1987年鹿児島県生まれ)。光を変調させる機能を装備した6つのモジュールで構成され、「生像」と名付けられた光の軌跡に、鑑賞者を思考の外へと連れ出す Scott Allen(スコット・アレン、1986年岐阜県生まれ)。身近にある素材を用いて展示空間にダイナミックなリズムを与え、物の存在・不在を問いかける大西康明(おおにし・やすあき、1979年大阪府生まれ)の5名。

 

「けはいの純度」というテーマのもと集められた5名の作家。目には見えないが、確かに存在する大切なこと、心の機微や生命と死の営み、存在の痕跡、何かを美しいと思う瞬間など、言葉にすると遠ざかりそうで直観以外介入すること困難な世界。此岸を越えたところにある彼岸を、作品を媒介として捉えようとする作家たちの展示で、我々はその「けはい」を感じ取ることができるだろう。

 

橋本雅也《ニホンスイセン》2016年

橋本雅也《ニホンスイセン》2016年

 

七搦綾乃《rainbows edge Ⅷ》2018年

七搦綾乃《rainbows edge Ⅷ》2018年

 

スコット・アレン《spring》2017年

スコット・アレン《spring》2017年

 

大西康明《tracing orbit》2018年

大西康明《tracing orbit》2018年

 

【展覧会】5RoomsⅡ - けはいの純度

【会期】2018年12月17日(月)~2019年1月19日(土)

【会場】神奈川県民ホールギャラリー(横浜市中区山下町3-1)

【TEL】045-662-5901

【開館】10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで)

【休館】2018年12月30日(日)~2019年1月4日(金)

【料金】一般700円 学生・65歳以上500円 高校生以下無料

 

■アーティストトーク ※予約不要

日時:2018年12月22日(土)・23日(日) 各日14:00~15:30
登壇:[22日] 和田裕美子、橋本雅也、七搦綾乃
   [23日] スコット・アレン、大西康明
23日はトーク終了後、スコット・アレンによるパフォーマンスを予定 (約20分)

 

■鑑賞ワークショップ 見て 話して 撮ってみよう ※要予約
参加者による作品の撮影を行うため、スマートフォンやデジタルカメラをご持参ください。
日時:2019年1月12日(土) 14:00~15:30
定員:各回14人
参加費:無料(要展覧会チケット)
対象:高校生以上
申込み締切:1月9日(水)まで ※定員に達し次第締切
申込み方法:①氏名、②年齢(学年)、③性別、④連絡先、⑤参加希望日 を下記まで電話にてご連絡ください。
電話 045-633-3795(神奈川県民ホール事業課 美術グループ/平日10:00-17:00)

 

【関連リンク】
神奈川県民ホールギャラリー

【関連記事】
5つの部屋を巡り「感覚を開く」展覧会が横浜で開催―小野耕石、齋藤陽道ら出品
「5Rooms - 感覚を開く5つの個展」が開幕 5名の作家が語る見どころとは?

 


関連記事

その他の記事