第76回水彩連盟展の受賞者が発表され、文部科学大臣賞は高橋重幸（兵庫県）の《テンプテーション》に決定した。展覧会は4月4日(水)から16日(月)にかけて東京・六本木の国立新美術館で開催されている。各賞の受賞者は以下の通り（敬称略）。

【特別賞】
[文部科学大臣賞]　高橋重幸《テンプテーション》
[東京都知事賞]　高山法雄《泥と藍の職人》
[損保ジャパン日本興亜美術財団賞]　堤 啓一《捨てられた椅子》

【会員賞】
[小堀進賞]　井上真紀子《想》
[春日部たすく賞]　高原裕子《朽ち果てる物達》
[荒谷直之介賞]　小木曽文子《MY WAY》
[永井保賞]　釼持いつ子《明日への扉》
[会員賞]　上山八洲子《MEMORY》　高沢郁子《MY 夢》

【準会員】
[準会員賞]　立花大聖《境二入ル》
[優秀賞]　石黒奈緒美《La La Life Ⅱ》　大森真代《昭汰10才》　小島きみ子《My Home Town Ⅰ》
[奨励賞]
六光社賞　間々田城子《室内静物―玉ねぎなど》
ウインザー&ニュートン賞　宮坂堯子《ショーウインドーⅠ》
ターナー賞　山野清子《これから（I）》
ホルベイン賞　西松正治《飛翔 I》
クサカベ賞　齊藤和美《森に還る日(I）》
Haruzo賞　内田田鶴子《野ぶどうとぶどうの譜》

【一般】
[水彩連盟賞]　鵜飼陽子《そこに行けば I》
[奨励賞]
日美賞　岩土ちづ子《解体 I》
ワーグマン賞　大出義雄《凛（II）》
ピカビア賞　田中美和子《縄文の風》
彩美堂賞　イシマルヒデ《やまと屋》
東美賞　吉田征輝《《重ねた記憶「あの日の汐留」》
ナムラ賞　萩原史生子《息吹》
ミューズ賞　野尻百合子《木々の移ろい I》
マルマン賞　森 眞二《陽光の中の幻影② ＜ガラスの向こう側＞》
モネ・アート賞　土屋栄美子《そして今》
東洋クロス賞　谷口裕子《声を聞かせて》
マルオカ賞　宮﨑里美《片陰》
ラファエル賞　肥田敬子《空に舞う C》
ハートアンドアート賞　岩本文夫《誕生》
クレサンジャパン賞　長田香代《枯木讃歌 II》
アートデザインセンター賞　茂木公子《オアシス》

日本を代表する水彩画公募団体の一つである水彩連盟は、1940年に荒谷直之介、春日部たすく、小堀進、小山良修、齋藤大、山中仁太郎、荻野康児、渡辺菊二の8名で発足。

水彩連盟展の公募では、水溶性絵具を用いること以外に厳密な表現の規定はない。透明水彩、ガッシュ、アクリル絵具など様々な画材による幅広い表現が魅力だ。

水彩画の可能性を追求する画家たちによる優品が並ぶ展観にぜひ足を運んでほしい。

【展覧会】第77回 水彩連盟展

【会期】2018年4月4日(水)～16日(月)

【会場】国立新美術館（東京都港区六本木7-22-2）

【休館】4月10日(火)

【開館時間】10:00～18:00 最終日は15:00閉場（入場は閉場の30分前まで）

【料金】大人700円　学生400円　小中学生および75歳以上無料

【巡回】大阪展：5月8日(火)～13日(日)＝大阪市立美術館

【関連リンク】 水彩連盟