第64回日本伝統工芸展、日本工芸会総裁賞に奥井美奈《乾漆箱「流れる」》

2017年09月20日 11:27 カテゴリ:日本工芸会

 

受賞作品《乾漆箱「流れる」》を解説する奥井美奈

受賞作品《乾漆箱「流れる」》を解説する奥井美奈

 

「第64回日本伝統工芸展」の受賞者が発表され、日本工芸会総裁賞は奥井美奈の《乾漆箱「流れる」》に決定した。展覧会は9月20日(水)~10月2日(月)にかけて日本橋三越本店で開催。会期中には出品作家による列品解説も多数企画されている。
日本工芸会は重要無形文化財保持者(人間国宝)を中心に伝統工芸作家・技術者等で組織する団体で、現在正会員約1,300名が所属している。
各賞の受賞者は次の通り(敬称略)。

 

「1点1点、ゆっくり、じっくりと作品を見てほしい」と語った日本工芸会総裁賞の奥井美奈

「1点1点、ゆっくり、じっくりと作品を見てほしい」と語った日本工芸会総裁賞の奥井美奈

[日本工芸会総裁賞] 奥井美奈

[高松宮記念賞] 山下郁子

[文部科学大臣賞] 安達征良

[東京都知事賞] 和田 的

[NHK会長賞] 髙月國光

[朝日新聞社賞] 河野祥篁

[日本工芸会会長賞] 宇佐美成治

[日本工芸会保持者賞] 角谷勇圭

[日本工芸会奨励賞]
小宮康義
大角裕二
小嶋香代子
村瀬克美
日枝陽一

[日本工芸会新人賞]
神垣夏子
室瀬智彌
大津英子

 

北村武資や大西勲、大角幸枝ら人間国宝の作品が並ぶ

北村武資や大西勲、大角幸枝ら人間国宝の作品が並ぶ

 

新館の陶芸部門 中央は今年人間国宝に指定された福島善三

新館の陶芸部門 中央は今年人間国宝に指定された福島善三

 

陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工・人形・諸工芸の7部門による多種多彩な展観

陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工・人形・諸工芸の7部門による多種多彩な展観

 

今年は出品1534点より620点が入選した(うち一般入選は534点)

今年は出品1534点より620点が入選した(うち一般入選は534点)

 

東京都知事賞 和田的《白器「ダイ/台」》

東京都知事賞 和田的《白器「ダイ/台」》

 

日本工芸会新人賞 室瀬智彌《乾漆合子「風はどこから」》

日本工芸会新人賞 室瀬智彌《乾漆合子「風はどこから」》

 

【関連イベント】

列品解説 ※各日午後12時30分~

◆9/20(水)陶芸:神谷紀雄
◆9/22(金)染織:二塚長生(重要無形文化財保持者)
◆9/23(土)受賞者:奥井美奈(日本工芸会総裁賞)、和田 的(東京都知事賞)
◆9/24(日)受賞者:安達征良(文部科学大臣賞)、小宮康義(日本工芸会奨励賞)、小嶋香代子(日本工芸会奨励賞)
◆9/25(月)漆芸:室瀬和美(重要無形文化財保持者)
◆9/26(火)金工:大角幸枝(重要無形文化財保持者)
◆9/27(水)木竹工:山崎 剛(金沢美術工芸大学教授)
◆9/28(木)人形:紺谷 力
◆9/29(金)諸工芸:白幡 明

 

 

【関連リンク】 公益社団法人 日本工芸会

 


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