他に追従することなく、「内」に向かう探求を―「水彩人」第19回展作品募集

2017年07月03日 10:00 カテゴリ:最新のニュース

 

 

1999年に大原裕行、笹村出、松波照慶、三橋俊雄、 他2名の画家によって結成された「水彩人」の第19回展が、9月に東京都美術館で開催。現在、作品の募集を行っている。

 

水彩画の研究的団体としての姿勢を創立時より一貫して保ち、東京都美術館の改装(2010~12)によって公募団体となるも、本質を変えることなく、水彩の可能性や在り方を他に追従することなく求めてきた。

 

現代表を務める大原は「水彩人は、公募団体である前に、水彩画を研鑽する集合体であるという性格を恒に忘れてはならない」と語る。「どこにでもある、作者が誰なのかわからないような水彩画ではなく、水彩人だからこそ描ける水彩画が、内在平面するはず。個人では、なかなか出口の灯りすら見えないことも、水彩画に何かを求める人たちが集まることで、今まで気づかなかったことを気づかせてくれるでしょう」。

 

第19回展の募集概要は以下。

 

【募集作品】水彩絵具による未発表作品(アクリル系絵具は不可)

 

【大きさ】8号以上30号以内/Sサイズは30号長辺まで

 
【点数】2点以上4点以内(1点のみの出品は受付けない、額装はガラス板使用不可)

 

【出品料】10,000円(30歳以下無料)

 

【搬入日】2017年9月21日(木)10:00~12:00

 

【問合せ】水彩人事務所(千葉県流山市流山6-562 秋元由美子方/TEL・FAX04-7158-1109)

 

 

【展覧会】第19回 水彩人展

【会期】2017年9月27日(水)~10月5日(木) ※9月28日(木)15時~17時:同人による作品講評

【会場】東京都美術館 2階第1展示室(東京都台東区上野公園8-36)

【TEL】03-3823-6921(会期中のみ)

【開館】9:30~17:30(初日14時開場/最終日14時閉場 ※入場は13:30まで)

【休館】10月2日(月)

【巡回】山形展:10月25日(水)~29日(日) 山形美術館

 

【関連リンク】水彩人

 


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