アートの”遊び場”を―六本木アートナイト2016、メインプログラムに名和晃平

2016年08月09日 12:10 カテゴリ:最新のニュース

 

今年は春から秋に会期を変更し、10月21日~23日の3日間の開催となるアートの祭典「六本木アートナイト2016」。その開催テーマとメインビジュアルが発表され、メインプログラムのアーティストに現代美術家・名和晃平の起用が決定した。

 

今回のテーマは「六本木、アートのプレイグラウンド~回る、走る、やってみる。~」。プレイグラウンドとは、子供の頃に走り回った遊園地や校庭、裏庭のような「遊び場」の意。アートの周りに、多様な人が集い、参加し、日常で忘れかけた無邪気な頃の思いを蘇らせるようなプログラムを目指す。テーマを表したメインビジュアルは、グラフィックやモーショングラフィックを中心に多様な領域で活動するgroovisions(グルーヴィジョンズ)がデザインした。

 

メインプログラムアーティストは、画素のPixelと細胞のCellを組み合わせた独自の「PixCell」という概念をもとに、彫刻の新たな可能性を広げる名和晃平。希少植物を追って世界中を飛び回り、現在ポーラ ミュージアム アネックスで「ウルトラ植物博覧会2016」を開催しているプラント・ハンターの西畠清順、風船の既成概念を覆す大胆な発想でファッション業界からも高い評価を得るユニット「デイジーバルーン」とタッグを組む。作品は”六本木の「森」で迎える、文化の夜明け”をコンセプトに、六本木ヒルズアリーナ、国立新美術館、東京ミッドタウンの3ヶ所を舞台に展開される。

 

また広域プログラムとして、フランスを拠点に国際的に活動するパフォーマンスグループ「カンパニー・デ・キダム」が、新作《FierS à Cheval~誇り高き馬》を携えて今回のために来日。さらに、東京オリンピック・パラリンピックの文化プログラムの先導として野田秀樹が発案した「東京キャラバン」による文化サーカスも繰り広げられる。参加は東京スカパラダイスオーケストラや能楽師の津村禮次郎、ダンサー・振付師の井手茂太ら。

 

そのほか八木良太やペーター・フィッシュリ&ダヴィッド・ヴァイスによる「街なかインスタレーション」など多数のプログラムが予定されている。

 

 

【会期】2016年10月21日(金)17:30~10月23日(日)6:00

<コアタイム1> 10月21日(金)17:30~24:00

<デイタイム> 10月22日(土)11:00~17:30

<コアタイム2> 10月22日(土)17:30~10月23日(日)6:00

※コアタイム・デイタイムはパフォーマンスやワークショップ等イベントが集積する時間帯。

【料金】無料 (一部のプログラムおよび美術館企画展は有料)

【関連リンク】「六本木アートナイト2016」公式ホームページ

 


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