
ルノワールの最高傑作《ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会》が初来日
今年最注目の展覧会「オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵 ルノワール展」がいよいよ4月27日より、国立新美術館で開催される。
日本経済新聞創刊140周年、オルセー美術館開館30周年を記念して開催される同展では、オルセー美術館とオランジュリー美術館が誇るルノワール・コレクションから、両館の中核をなす珠玉の名作が来日。パリでも実現不可能な競演を、東京で目の当たりにできる貴重な機会となる。
本展の目玉はやはり、日本初公開となる《ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会》。誰もが知るであろうルノワールの最高傑作を、生で鑑賞する感動を味わってもらいたい。そのほか45年振りに揃って来日した《田舎のダンス》《都会のダンス》や最晩年の傑作《浴女たち》など、かつてない質の高さ、作品の多さで、印象派の巨匠の歩みをたどる。出品は絵画に彫刻やデッサン、パステル、資料など約100点。加えてピカソやマティスらルノワールに続く20世紀の巨匠の作品もあわせて展示される。
会期中は、本展監修者で前オルセー美術館絵画部門主任学芸員のシルヴィ・パトリ氏による記念講演会をはじめ、ワークショップやコンサート、映画上映会など数多くのイベントを開催。詳しくは展覧会公式ウェブサイトを参照のこと。

「ルノワール展」会場入口

第2章〈「私は人物画家だ」:肖像画の制作〉には、モネやシスレーの肖像画が並ぶ

年譜、右はルノワールの自画像

45年振りに揃って来日した《田舎のダンス》と《都会のダンス》

晩年に制作された未完の彫刻作品《水 あるいは しゃがんで洗濯する女性(大)》

次男で映画監督のジャン・ルノワールの作品は、父の作品との強い関連性を感じさせる

ピカソやゴッホ、モリゾら巨匠たちの作品も

数々のグッズのほか、「喫茶室ルノアール」や「キルフェボン」など複数の飲食店とのコラボキャンペーンも

奇譚クラブとのコラボレーション(!)「顔ハメのフチ子 RENOIR(ルノワール)」は4種類を展開。各800円(税込)。
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【名称】オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵 ルノワール展
【会期】2016年4月27日(水)~8月22日(月)
【会場】国立新美術館 企画展示室1E(東京都港区六本木7-22-2)
【TEL】03-5777-8600(ハローダイヤル)
【休館】火曜、ただし5月3日(火・祝)、8月16日(火)は開館
【開館】10:00~18:00 ※金曜、8月6日(土)、13日(土)、20日(土)は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)
【料金】一般1,600円 大学生1,200円 高校生800円 中学生以下無料
【関連リンク】「オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵 ルノワール展」公式サイト
