17年夏、東北に新たな芸術祭「Reborn-Art Festival」が誕生!

2016年04月05日 15:49 カテゴリ:最新のニュース

 

 

Reborn-Art Festival実行委員会と一般社団法人APバンクとの共同主催により、準備が進められている「Reborn-Art Festival」の開催概要が発表された。

 

同イベントは2017年の夏、石巻・牡鹿半島を中心に芸術・食・音楽の「総合祭」として約50日間の開催を予定。国内外の芸術・音楽など様々なジャンルのアーティストが、石巻/牡鹿半島の歴史や文化、豊かな自然を舞台に地元の人々と作り上げる「お祭り」で、地域の魅力をあらためて発見し、広く発信することで石巻が内側から活性化し、自ら新たな価値を創造(=「自創」)していくきっかけになることを目指しているという。

 

フェスティバル全体の企画構成や参加アート選定などは、思想家・人類学者の中沢新一氏、ワタリウム美術館CEOの和多利浩一氏、同館館長の和多利恵津子氏、そして同フェスティバル実行委員長の音楽プロデューサー小林武史氏が中心となりクリエティブディレクションユニットを構成。美術の分野では国内外から約40組の現代アーティストたちが石巻/牡鹿半島に集合。アーティストたちは、石巻の街なかで暮らし住民たちと対話し、商店街や家々にさまざまなメッセージを置いていく。

 

現時点で明らかになっている参加アーティストはヨーゼフ・ボイス/ジェイアール/金氏徹平/マイク・ケリー/クー・ジュンガ/ギャレス・ムーア/カールステン・ニコライ/ナム・ジュン・パイク/フィリップ・パレーノ/マーク・クイン/齋藤陽道/さわひらき/島袋道浩/ルドルフ・シュタイナー/鈴木康広、そして特別参加となる宮島達男。

 

今回の開催に関して小林氏はステイトメントの中で次のように語っている。(一部抜粋)

 

apbankは2011年以降、東北でできることは何かと考えながら復興支援を続けてきました。自問自答を続ける中、「大地の芸術祭 越後妻有トリエンナーレ」を訪れる機会得ました。そこには地域の方々積極的な関わりで生まれた作品が展開され、都市との繋がり、経済との関わりににしてもとても有効なものだと思いました。地域の方々の力があってこそ作りあげられる芸術祭を見て、これを石巻や、豊かな自然や歴史が残る牡鹿半島、その周辺でこそ開催されるべきだと思いました。

 

【関連リンク】Reborn-Art Festival

 


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