「第1回 三井ゴールデン匠賞」グランプリに高岡銅器の「能作」

2016年03月30日 13:56 カテゴリ:最新のニュース

 

左から株式会社 岩鋳の岩清水晃氏、杉原吉直氏、立川裕大氏、株式会社 能作の能作克治氏、福島武山氏

 

三井広報委員会が主催する「三井ゴールデン匠賞」の第1回贈賞式が3月29日に開催され、受賞者5組の中から「株式会社 能作」がグランプリに選出された。

 

三井ゴールデン匠賞は、伝統工芸の分野において革新的な取り組みをしている個人またはグループを表彰するもので、「伝統×イノベーション」の担い手に注目と称賛が集まる機会を創出することを目的としている。第1回となる今回は、飯野健司、赤瀬浩成、内村宏、グエナエル・ニコラ、酒井正明、佐々木千雅子、佐藤達郎、ゾェルゲル・ニコラ、田中里沙、ボブ田中、水野学、矢島里佳、山田遊の各氏が審査員を務め、株式会社岩鋳(南部鉄器)、杉原吉直氏(越前和紙)、立川裕大氏(伝統技術ディレクター)、株式会社能作(高岡銅器)、福島武山氏(九谷焼)の5組が受賞している。

 

能作の「曲がる」シリーズ。日本橋三越や阪急うめだなど国内9店舗、および公式オンラインショップで購入可能。

グランプリに選ばれた株式会社 能作(代表:能作克治)は、富山県高岡市に1916年に創業した鋳物メーカー。高岡に400年にわたり伝わる伝統的な鋳造技術を受け継ぎながら、従来の流通に頼らない独自の展示会開催や、柔らかく扱いにくいとされてきた「錫(すず)」を用い、使う人が自在に「曲げて使う器」を開発し高岡銅器のイメージを変えた。さらにこうして得たノウハウを、産業全体の発展を視野に同業者に公開、職人の減少と高齢化が進む中、雇用を増やし若年層への技術の継承に成果を上げるなど、流通、商品開発、地域貢献など多岐にわたる活動が評価された。

 

なお、一般投票による「モストポピュラー賞」には、南部鉄器の株式会社 岩鋳(代表:岩清水 晃)が選出された。各受賞者の経歴やインタビュー動画は公式サイトまで。

 

【関連リンク】「三井ゴールデン匠賞」公式サイト

 


関連記事

その他の記事