さいたまトリエンナーレ2016、参加アーティスト34組が出揃う 

2016年03月28日 09:36 カテゴリ:最新のニュース

 

 

「未来の発見!」をテーマに今年9月24日に開幕する「さいたまトリエンナーレ2016」(〜12月11日、79日間)が25日、日本外交特派員協会で記者会見を開催、最後の参加アーティストとキービジュアルを発表した。(取材・文/橋爪勇介)

 

 

野口里佳が手掛けたキービジュアル

昨年10月の段階で28組の参加が明らかにされていた同トリエンナーレ。今回新たにロングフィルム・シアター、アダム・マジャール、ウィスット・ポンニミット、SMF(Saitama Muse Forum)、ダンカン・スピークマン&サラ・アンダーソン、鈴木桃子の6組が追加発表され、計34組のアーティストが出揃った。

 

またキービジュアルには写真家・野口里佳を起用。野口は20歳までさいたま市の見沼区で育ったアーティストで、今回のビジュアル起用についてディレクターの芹沢高志は「ベルリン在住の野口里佳は生まれ育ったさいたまの土地を新たな目で見つめる。これはさいたま市を流れるたくさんの川のうちの一本、芝川だ。川はいつもそこにあり、こんな瞬間があることさえ、多くの人は気づかない。

 

静寂と予感に満ちた一瞬の表情。これに気づくことこそ、私が想う「未来の発見!」に他ならない。私は迷うことなく、さいたまトリエンナーレ2016の精神を最も象徴する一枚として、この写真をキービジュアルとして選んだ」とコメントしている。

 

同トリエンナーレは「ソフト・アーバニズム(柔らかな都市計画)」という概念のもと、さいたま市の「場所性」にこだわり、①与野本町駅〜大宮駅、②武蔵浦和駅〜中浦和駅、③岩槻駅 の3エリアを会場に、各アーティストがそれぞれの会場に振り分けられ、展示やワークショップ、ライブなどを展開。作品は全て新作で構成されるという。なおパフォーマンスなどの一部を除き鑑賞料は無料となる。

 

 

■参加アーティスト

秋山さやか

アイガルス・ビクシェ

チェ・ジョンファ

藤城光

ダニエル・グェティン

日比野克彦

ホームベース・プロジェクト

磯辺行久

日本相撲聞芸術作曲家協議会JACSHA(鶴見幸代、野村誠、樅山智子)

川埜龍三

オクイ・ララ

松田正隆

目(南川憲二、荒神明香、増井宏文)

向井山朋子

新しい骨董(山下陽光、下道基行、影山裕樹)

長島確

西尾美也

野口里佳

岡田利規

大洲大作

大友良英

小沢剛

ソ・ミンジョン

高田安規子・政子

多和田葉子

マテイ・アンドラシュ・ヴォグリンチッチ

アピチャッポン・ウィーラセタクン

ユン・ハンソル

ロングフィルム・シアター

アダム・マジャール

ウィスット・ポンニミット

SMF(Saitama Muse Forum)

ダンカン・スピークマン&サラ・アンダーソン

鈴木桃子

 

【関連リンク】さいたまトリエンナーレ2016公式サイト

 


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