日本経済新聞、11月の『私の履歴書』に絹谷幸二氏

2015年11月09日 18:30 カテゴリ:最新のニュース

 

日本藝術院会員、文化功労者の洋画家・絹谷幸二氏が、日本経済新聞のコラム『私の履歴書』11月分に登場、その半生を語っている。

 

絹谷幸二氏

絹谷氏は、1945年奈良市生まれ。東京藝術大学大学院を修了後、71年に渡伊し「アフレスコ画」を研究。帰国後は独立展を中心に受賞を重ね、97年の長野冬季五輪公式ポスターの原画を制作するなど、現代洋画壇を代表する画家として活躍してきた。また、東京藝術大学、大阪芸術大学で教鞭を執り、「絹谷幸二賞」(毎日新聞社主催)を創設するなど、後進育成に力を注ぐ教育者としても知られている。2001年日本藝術院会員に就任。2014年に文化功労者として顕彰された。

 

『私の履歴書』は、時代を代表する著名人が、半生を語る名物コラム。1956年から50年以上にわたって同紙朝刊の文化面に1日1回、1カ月単位で連載されており、これまで政財界、文化、芸能、国内外の多岐にわたる分野において、後世に残る仕事を成し遂げた人々が登場している。

 

【第1話】「人間讃歌 ―豊かな色彩は生の輝き」(11月1日付)

【第2話】「奈良の花街 ―大物の曾祖父から名前」(11月2日付)

【第3話】「両親の離婚 ―母は家出て 父は別宅へ」(11月3日付)

【第4話】「1年生 ―最初の絵は空想の富士」(11月4日付)

【第5話】「仏教 ―夏は寺で粗食の暮らし」(11月5日付)

【第6話】「前のめり ―野球・美術 ダブルで入部」(11月6日付)

【第7話】「2つのサロン ―文化人の存在 身近に」(11月7日付)

【第8話】「東京芸大へ ―美大へ行く 高1で決意」(11月8日付)

 

なお現在、静岡・伊豆の池田20世紀美術館では「開館40周年記念 -生命の讃歌- 絹谷幸二展」が開催されている。同展では、東京藝術大学卒業制作の自画像から97年長野五輪の公式ポスター原画、日本藝術院賞受賞作「蒼穹夢譚」、そして最新作の「黄金背景富嶽旭日・雷神」「黄金背景富嶽旭日・風神」まで、画業節目の代表作を一堂に展示し、その画業の軌跡をたどっている。2016年1月12日(火)まで開催。

 

 

 

【関連書籍】絹谷幸二『壁は200億光年の夢を見る』

 

【関連リンク】日本経済新聞電子版 池田20世紀美術館

 


関連記事

その他の記事