草間彌生が初挑戦した日本伝統の浮世絵版画、ついに完成!富士山テーマの9点を初公開

2015年07月15日 17:53 カテゴリ:最新のニュース

 

前衛芸術家・草間彌生が日本伝統の浮世絵版画に挑戦! 「わたしの富士山」展

 

©YAYOI KUSAMA

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江戸の浮世絵に培われた技術を保存し、後継者の育成に努める公益財団法人アダチ伝統木版画技術保存財団(東京・目白)と、前衛芸術家・草間彌生がコラボレーションした9点の富士山の浮世絵版画が完成し、初めて一般公開される。

 

草間彌生が浮世絵の絵師となり、彫・摺師と共に日本の象徴である「富士山」をテーマに現代の浮世絵版画を創るというこのプロジェクトは、同財団企画のもと、草間彌生の全面的な協力を得て昨年実現したもの。その模様は今年元旦のNHK BSプレミアム『ザ・プレミアム 草間彌生 わたしの富士山~浮世絵版画への挑戦』で放映され、大きな話題を呼んだ。

 

富士山はその秀麗な姿から古より浮世絵をはじめ、多くの芸術の題材となってきた。会場では草間がはじめて間近に富士山と対峙し、その感動から一気に描き上げた3図9点を展覧。作品の背景には草間のトレードマークである水玉が14,685個も描かれるなど、「草間ワールド」はここでも存分に発揮されている。また展示では全9図木版画とともに作品の制作工程や版木なども合わせて紹介される。

 

 

 

前衛芸術家・草間彌生が日本伝統の浮世絵版画に挑戦! 「わたしの富士山」展

【会期】2015年7月30日(木)~8月9日(日)

【会場】(公財)アダチ伝統木版画技術保存財団 常設展示場(東京都新宿区下落合3-13-17)

【TEL】03-3951-1267

【休館】8月3日(月)

【開館】10:00~18:00(土・日曜は17:00まで)

【料金】無料

【関連リンク】アダチ版画研究所

 


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