第39回中原悌二郎賞に戸谷成雄「漢詩的」

2015年07月08日 09:31 カテゴリ:最新のニュース

 

第39回中原悌二郎賞に戸谷成雄氏の「漢詩的」が選出された。

 

中原悌二郎賞は、旭川ゆかりの彫刻家・中原悌二郎(1888~1921)が近代彫刻史に残した偉大な業績を顕彰し、併せて日本彫刻界の発展と振興に寄与することを目的とするもので、彫刻専門の賞としては日本で最も長く続けられ、優れたものであると評価されている。主催は旭川市・旭川市教育委員会。

 

今回は、2013年4月1日から2015年3月31日までの2年間において、国内で発表された日本人作家の彫刻作品 を対象としており、545名の作家による748点の発表作品の中から、戸谷成雄氏(1947年長野県生まれ、武蔵野美術大学教授)の「漢詩的」が受賞作品に選出された。本作は、漢詩の字並び、形式の美しさに着想を得て、五言漢詩14句を立体的に表現した木彫作品。戸谷氏の受賞コメントは、中原悌二郎記念旭川市美術館ウェブサイトで読むことが出来る。

 

選考委員は安齊重男(写真家)、植松奎二(彫刻家)、酒井忠康(美術評論家)、佐藤友哉(美術評論家)、澄川喜一(彫刻家)、建畠 晢(美術評論家)の各氏。賞金は100万円。受賞作品は旭川市が購入し、中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館に収蔵される。贈呈式は10月11日に旭川市大雪クリスタルホールにおいて開催。

 

【関連リンク】中原悌二郎記念旭川市美術館

 


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