アンリアレイジ&ソマルタ登場 デジタルとファッションの融合見せる

2015年06月26日 13:21 カテゴリ:最新のニュース

 

デジタル×ファッション 二進法からアンリアレイジ、ソマルタまで

 

 

ラテン語で指を意味するディジトゥスに由来する「デジタル」とファッションの融合に着目した展覧会「デジタル×ファッション 二進法からアンリアレイジ、ソマルタまで」が神戸ファッション美術館で開催される。

 

素朴な織物からはじまり、産業革命後にはジャカード織機、コンピューターの発明以後の技術の発達にはめまぐるしいものがあるファッションの世界。ファブリックにおけるデジタル技術は現在ファッションの分野でも広く利用されており、今展では、新技術を活用し新しい表現を次々に発表する2人のデザイナー、アンリアレイジ(森永邦彦)とソマルタ(廣川玉枝)の作品を紹介する。

 

アンリアレイジは「神は細部に宿る」という信念のもと作られた色鮮やかで細かいパッチワークや、人間の身体にとらわれない独創的なかたちの洋服、テクノロ ジーや新技術を積極的に用いた洋服が特徴。ブランド名はA REAL(日常)、UN EAL(非日常)、AGE(時代)、を組み合わせた造語であり、デジタルや最新テクノロジーの概念を徹底的に読み解き、翻訳したファッションにより毎回大きな驚きを創造している。

 

 

 

ソマルタは廣川玉枝のデザインプロジェクト「SOMARTA」としてローンチ。デビュー時から東京コレクション・ウィークに参加し、「身体における衣服の可能性」をコンセプトに無縫製編機によるボディウエアシリーズ”Skin”を 発表。資生堂総合美容施設「SHISEIDO THE GINZA」の制服はもとより、Canon[NEOREAL]展/TOYOTA [iQ×SOMARTA MICROCOSMOS]展、昨年国内外初の単独個展「廣川玉枝展 身体の系譜」を開催するなど活動の幅を広げている。マドンナやレディー・ガガが着用したことでも知られるスキンシリーズで知られており、廣川玉枝は最新のデジタル技術と古来からある伝統技術の両方を柔軟に取り入れ、絶えず新しい美の構築を目指している。

 

 

今展では常に新たな示唆を与える森永の作品を神戸ファッション美術館という空間において新たな形で展示するとともに、廣川が今展のために制作した最新作をはじめ、服飾の分野にとどまらずその活動の幅を広げる廣川の作品を紹介する。また会場ではバーチャルシンガー初音ミクとのコラボレーションをはじめ様々なコラボレーションアイテムを発信する株式会社フェリシモの「スキヤキ」から生まれたアイテムの数々も展示される。

 

【会期】2015年7月11日(土)~10月6日(火)

【会場】神戸ファッション美術館(神戸市東灘区向洋町中2-9-1)

【TEL】078-858-0050

【休館】水曜、9月24(木) ※9月23日(水・祝)は開館

【開館】10:00~18:00(入館は閉館30分前まで)

【料金】一般500円、小中高65歳以上250円

【関連リンク】神戸ファッション美術館

 

■デザイナートーク ※申込不要/要入館料

【日時】7月11日(土) ①13:30- ②15:00-(約30分)

【講師】森永邦彦(ANREALAGEデザイナー)

【会場】1F展示室

 

【日時】7月12日(日) ①13:30- ②15:00-(約30分)

【講師】廣川玉枝(SOMARTAデザイナー)

【会場】会場:1F展示室

 

 


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