山口晃ら参加 「鳥の目から世界を見る」展、NO-MAで開幕

2015年04月20日 17:54 カテゴリ:最新のニュース

 

「鳥瞰図」テーマに6作家を紹介

 

香川定之《無題》  2014年 790×1090mm 紙、ボールペン、クレヨン photo大西暢夫

香川定之《無題》 
2014年 790×1090mm 紙、ボールペン、クレヨン photo大西暢夫

 

鳥のような視点で地上を描いた「鳥瞰図」をテーマにした展覧会「鳥の目から世界を見る」展が滋賀県のボーダレスアートミュージアムNO-MAで4月29日から開催される。

 

古来より「鳥のように空を飛びたい」と夢見てきた人類。アメリカのライト兄弟をはじめとする様々な人々が「鳥」になることに挑戦する一方、実際に飛べなくとも空想の力=芸術で空を飛ぶ人たちがいる。今展ではそんな「鳥瞰図」の世界を、様々な形で表現している作家6名の作品を展示し、鳥の目から俯瞰する人間の想像力を共感する企画展。大正の広重と呼ばれた絵師 吉田初三郎の作品をはじめ、現代アーティスト・山口晃のほかアール・ブリュットの作品をボーダレスに展示し、人に潜在する豊かな脳内のイメージを具現化する。

 

■参加作家

香川定之、白石裕則、戸舎清志、山口晃、山田美智子、吉田初三郎

 

白石裕則《素直に大メイロ》2015年 900×1800mm photo大西暢夫

白石裕則《素直に大メイロ》2015年 900×1800mm photo大西暢夫

 

戸舎清志《街と車のある風景》1990年 紙、鉛筆 210×295mm photo高石巧

戸舎清志《街と車のある風景》1990年 紙、鉛筆 210×295mm photo高石巧

 

山口晃《百貨店圖 日本橋三越》2011年 635×880mm Inkjet Print ©YAMAGUCHI Akira, Courtesy Mizuma Art Gallery

山口晃《百貨店圖 日本橋三越》2011年 635×880mm Inkjet Print
©YAMAGUCHI Akira, Courtesy Mizuma Art Gallery

 

山田美智子《6人の巨人と仲間》2014年 767×1087mm 画用紙、マーカー

山田美智子《6人の巨人と仲間》2014年 767×1087mm 画用紙、マーカー

 

吉田初三郎《叡山頂上一目八方鳥瞰図》 1926年 520×380mm パンフレット photo大西暢夫

吉田初三郎《叡山頂上一目八方鳥瞰図》 1926年 520×380mm パンフレット photo大西暢夫

 

【会期】2015年4月29日(水・祝)~8月2日(日)

【会場】ボーダレス・アートミュージアムNO-MA(滋賀県近江八幡市永原町上16) TEL0748-36-5018

【休館】月曜、祝日のとき翌平日

【開館】11:00~17:00

【料金】大人300円 高大生250円 中学生以下・障害のある方とその付添者1名は無料

【関連リンク】ボーダレス・アートミュージアムNO-MA

 

■【描く】講演「鳥の目で世界を描く―自身の制作からアール・ブリュットまで」

【講師】山口晃(画家)

【聞き手】はたよしこ(今展アートディレクター)

【日時】5月30日(土)13:30~15:30

【会場】まちや倶楽部(近江八幡市仲屋町中21)

【定員】80名(要予約) 

【料金】無料

 

■【歩く】講演&上映会「超高速!中山道行脚」

【講師】竹岡寛文(デザイナー)

【日時】6月13日(土)13:30~15:30

【会場】野間清六邸(NO-MA向かい側)

【定員】30名(要予約)

【料金】無料

 

■【飛ぶ】講演「鳥瞰図の宇宙―大正の絵師、吉田初三郎を手がかりに」

【講師】井上善博(博物館調査研究員/前名古屋市博物館学芸員)

【日時】7月11日(土)13:30~15:00

【会場】野間清六邸(NO-MA向かい側)

【定員】30名(要予約)

【料金】無料

 


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