日本初!仏ケ・ブランリ美術館のマスク(仮面)コレクションを一堂に紹介

2015年03月25日 10:46 カテゴリ:最新のニュース

 

マスク展 謳え、踊れ、驚異の‘ハイブリッド’たちよ —

 

キフェベ仮面 ソンゲ (コンゴ民主共和国)  © musée du quai Branly, photo Sandrine Expilly

キフェベ仮面 ソンゲ (コンゴ民主共和国)
© musée du quai Branly, photo Sandrine Expilly

 

2006年にパリ、セーヌ河岸にオープンしたフランス国立ケ・ブランリ美術館。同館が誇るアフリカ、アジア、オセアニア、アメリカから集められたマスク(仮面)のコレクションを日本国内で初めて紹介する展覧会「マスク展」が東京都庭園美術館で開催される。

 

仮面は、肉体と意思をもつ人間と、それを取り巻く世界の境界に位置する存在。人は動物や精霊や神々、そして物語の登場人物を模った仮面を纏い、時に音楽やリズムとともに踊り、舞い、それと一体化することによって、我と仮面(=他者)という両者の力を併せ持つ存在(‘ハイブリッド’)となって、未知なる時空の扉を開こうとした。それぞれの土地の特質や文化を背景に、人々の様々な願いが反映された仮面たちは、溢れる想像力に満ちたユニークなかたちや素材、スケール感によって生み出されている。

 

今展では、約100点の「今」に伝えられるマスクの生き生きとした魅力を展覧し、その表現の本質に迫る。

 

(左)ヤヌス仮面、イボまたはイガラ(ベヌエ、ナイジェリア)
© musée du quai Branly, photo Sandrine Expilly
(右)能面 翁 (日本) 20世紀中頃
© musée du quai Branly, photo Sandrine Expilly

 

(左)仮面 (ジャワ、インドネシア) 19世紀
© musée du quai Branly, photo Sandrine Expilly
(右)仮面 コディアック (アラスカ)
© musée du quai Branly, photo Sandrine Expilly

 

【会期】2015年4月25日(土)~6月30日(火)

【会場】東京都庭園美術館(東京都港区白金台5-21-9) TEL03-5777-8600(ハローダイヤル) 

【休館】第2・第4水曜日(祝日の場合はその翌日)

【開館】10:00~18:00(入館は閉館30分前まで)

【料金】一般1,200円 大学生(専修・各種専門学校含む)960円 中・高校生・65歳以上600円 

※ドレスコード割引「マスク(仮面)」 今展のテーマに因み、マスク(仮面)及び顔のモチーフや模様を身に着けて来館の場合は100円引きで観覧可(他の割引との併用不可)。 

*医療用のマスクは割引対象外。

*来館者と作品の安全確保のため、展示室内でのマスク(仮面)の着用は不可。展示室以外でも警備上、マスク(仮面)を外す必要有。

【関連リンク】東京都庭園美術館

 

 

■記念シンポジウム

【日時】2015年4月25日(土) 14:00-16:00

【会場】東京都庭園美術館 新館ギャラリー2

【講師】「マスク―精霊たちの美」イヴ・ル・フル(ケ・ブランリ美術館 本展エグゼクティヴ・キュレーター)

「美術館という異界―プリミティヴ・アートは超えられるか」川口幸也(立教大学文学部教授)

※入館者対象・無料・事前申込み不要

 


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