「地上に存在していることは、それ自体、祝福であるのか」をテーマに探求を続けている現代美術作家・内藤礼。その内藤をテーマにしたドキュメンタリー映画「あえかなる部屋　内藤礼と、光たち」の公開が9月に決定、シアター・イメージフォーラムほか、全国で順次公開となる。

監督は過去に現代美術家・杉本博司を追ったドキュメンタリー「はじまりの記憶　杉本博司　Memories of Origin」も手がけた(株)テレビマンユニオンの中村佑子。「内藤礼本人を撮らない」というドキュメンタリーとしては異色の手法に挑んだ同作は、内藤礼の世界とそれに影響された5人の女性によって紡がれる物語。監督自身は「ドキュメンタリーともフィクションともつかない、新しい映画の形に挑戦します」としている。

また公開に先立ち、2月21日(土)には六本木・IMA CONCEPT STOREにてプレイベントの開催が決定。中村佑子監督と『O KU 内藤礼／地上はどんなところだったか』を手掛けた文筆家の鈴木るみこ氏によるトークショー「内藤礼を撮ること、書くこと」のほか、この日限りの特別映像も上映予定となっている。

尚、同作は劇場公開版の完成までのポストプロダクション費、英語字幕版制作費を募ったクラウドファンディングを実施。申込み締め切りは2月27日(金)となっている。

「あえかなる部屋　内藤礼と、光たち」プレイベント

【日時】2月21日(土)　19:00～21:00

【会場】IMA CONCEPT STORE(東京都港区六本木5-17-1 AXISビル3F)

【料金】1,500円

【申込方法】氏名、年齢、職業、住所、メールアドレスを明記の上、下記まで応募のこと。　aekanarumovie@gmail.com