【ニュース】大友克洋によるパブリックアート、仙台空港に来春設置

2014年11月15日 09:47 カテゴリ:最新のニュース

 

描き下ろし原画をもとに制作

 

大友克洋作画による陶板レリーフ原画

大友克洋作画による陶板レリーフ原画

 

日本を代表する漫画家で映画監督の大友克洋氏による陶板レリーフのパブリックアートが来年3月、仙台空港に設置されることが決定、現在制作が進められている。

 

同作は公益財団法人日本交通文化協会(滝久雄理事長)が財団法人日本宝くじ協会の「社会貢献広報事業」の助成を受けて実施するもの。日本交通文化協会はこれまでも同協会の主軸事業として「パブリックアートの普及・振興事業」を推進しており、今作は通算508作目となる。

 

大友氏は1954年宮城県生まれ。1973年に「銃声」でデビューし、79年に初の単行本となる「ショートピース」で注目を集める。82年に週刊ヤングマガジンで代表作となる「AKIRA」の連載を開始、88年には同作を自ら監督しアニメーション映画化した。

 

今回大友氏が手掛ける陶板レリーフは幅約8.7メートル、高さ約2.8メートルの大作。宮城県登米市出身の大友氏が仙台空港復興のシンボルとして原画制作と制作監修を行う。作品には架空の「童子」が金魚のロボットに乗り、風神・雷神を従えて、大自然に立ち向かい、希望有る未来に向けて乗り越えていく姿が描かれる。壁画制作はクレアーレ熱海ゆがわら工房が担当し、約10名の陶板レリーフ職人によって制作が進行中。2015年3月に仙台空港ターミナルビル1階国際線ロビーに設置される予定となっている。

 

原画をもとにクレアーレ熱海ゆがわら工房で原寸造形作業中の陶板レリーフ

 

 

 


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