【ニュース】 MieMu(みえむ)三重県総合博物館、4月19日にオープン

2014年04月15日 09:46 カテゴリ:最新のニュース

 

古代ゾウ「ミエゾウ」の復元骨格標本

 

4月19日(土)、三重県総合博物館(愛称「MieMu」みえむ)が開館する。1953年に開館した三重県立博物館の狭隘化・老朽化に伴い、移転新築する構想・計画が7年前から進められていた。準備段階より「ともに考え、活動し、成長する博物館」という理念のもと、子どもを対象にしたティーンズプロジェクトのほか、県民を巻き込む様々な取り組みを繰り広げてきた。館長は布谷(ぬのたに)知夫(ともお)氏。延床面積10,779㎡、鉄骨鉄筋コンクリート3階の建物は、建築物の環境性能を評価する「CASBEE」において、博物館では初めての最高ランクSを取得した。

 

展示は、三重県の自然と歴史・文化を紹介する基本展示室と企画展示室で構成。シンボル展示、古代ゾウ「ミエゾウ」の復元骨格標本が置かれた交流創造エリアは、学習交流スペース、こども体験展示室、資料閲覧室、実習室などが設けられ、無料で利用することができる。また、公文書館としての機能も有し、利用者は同館で歴史的公文書などを閲覧することが可能になった。

 

交流創造エリアなど来館者の活動エリアは全日、展示エリアは土・日曜と祝日に限り午後7時まで利用できる。隣接する三重県総合文化センターと連絡通路で結ばれ、三重県立美術館にも近く、このゾーンに来れば1日かけて文化を堪能できる。

 

開館記念展「MieMu発進!」が4月19日(土)から5月18日(日)まで開催される。「豊饒御陰参之図」、「三重県水産図解」、古萬古焼、カモシカ類標本など、三重の豊かな自然や文化を物語る収蔵品を一堂に集め、資料の持つ迫力を伝えるとともに、県民ととともに行った調査の成果も展示し、館が目指す方向性を提案する。

 

【住所】 三重県津市一身田上津部田3060☎059-228-2283

【休館】月曜、祝日のとき翌日、年末・年始

【開館時間】 交流創造エリア 9:00~17:00 展示エリア(基本展示室・企画展示室): 火 ~ 金曜9:00~17:00、土・日曜と祝日9:00~19:00 (入館は閉館30分前まで)

【基本展示料金】 一般510円 大学生300円 高校生以下無料

【関連リンク】三重県総合博物館

 

「新美術新聞」2014年4月11日号(第1341号)2面より

 


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