「新美術新聞」2014年4月11日号（第1341号）を発行しました。

今号1面では、東京都美術館にて4月19日より開催される「バルテュス展」を紹介しています。バルテュス（本名：バルタザール・クロソフスキー・ド・ローラ、1908～2001）は、ヨーロッパの古典美術を手本として、自らにとって「完璧な美の象徴」であった少女や自らの写し身としての「猫」を主なモチーフに、緻密に構成された独自の具象絵画の世界を築き上げました。今展は国内で没後初となる回顧展。その代表作とともにバルテュスの終の棲家となったスイス・ロシニエールのアトリエを再現し、その絵画世界と魅力と創作の源泉に迫ります。ご寄稿は同館学芸員の小林明子さん。

◆2014年4月11日号のラインナップ

【展覧会紹介】

バルテュス展（東京都美術館／寄稿＝東京都美術館学芸員・小林明子さん）、開館15周年記念 ボストン美術館 ミレー展（名古屋ボストン美術館／寄稿＝名古屋ボストン美術館学芸員・井口智子さん）、作陶60年 森野泰明展（和光ホール）、名画のあった場所 酒井抱一、小出楢重からデルヴォー、マグリットまで（姫路市立美術館／寄稿＝姫路市立美術館学芸員・山田真規子さん）ほか

【美術界ニュース】

「文化審議会 第14期第1回 総会 開かれる」、「文化庁平成26年度予算 例年並みの1036億円 」、「平成25年度（第64回）芸術選奨文部科学大臣賞・同新人賞 決まる」、「三重県総合博物館、4月19日にオープン」、「花王芸術・科学財団の平成26年度助成先が決定」ほか

【好評連載】

PARIS発＝安部雅延「印象派プライベート・コレクション」

【コラム・寄稿】

日々好日＝齋藤将（洋画家、独立美術協会会員）

【グラフ】

第40回記念 東京 春季創画展、第34回 i.m.a 女流選抜展、第48回 東方展、第46回 等迦展ほか

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