【ニュース】 第18回「東京芸術文化評議会」開かれる

2013年12月23日 09:00 カテゴリ:最新のニュース

 

東京都における文化振興のための施策を総合的かつ効果的に推進することを目的に、各分野の第一人者として活躍する面々が評議員を務める諮問機関「東京芸術文化評議会」の第18回が、12月2日東京都庁で開かれた。

 

今回は、2020年の東京オリンピックに向けた文化施策を検討するものとして、美術や音楽・演劇・伝統芸能などの分野から、会長の福原義春をはじめ、秋元康、浅葉克己、三枝成彰、杉本博司、野村萬、花柳壽輔、平田オリザ、深澤直人、宮田亮平の各評議員が出席。猪瀬直樹都知事(当時)に対するプレゼンテーションが行われた。

 

 

 

国際的に活躍する美術家の杉本博司氏は、近年、境界を越えて展開される多様な文化を横断的に理解し、形成する能力のある人材の育成を唱え、宮田亮平東京藝術大学長は、同大学はじめ日本屈指の文化施設が集中する上野を、世界最高水準の文化拠点として再編する「上野の杜 芸術文化特区構想」を提案した。その他、三枝氏による食や音楽を通じた国際交流やオリンピック記念曲の制作、秋元氏による子供たちが多様な文化に触れる機会の創出など、様々な文化プログラムの提言がなされ、今後の展開が期待されることとなった。

 

【関連リンク】 東京芸術文化評議会

 

「新美術新聞」2014年1月1・11日合併号(第1332号)3面より

 


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