【美術館】 あべのハルカス美術館 開館記念展「東大寺」に決定

2013年09月24日 18:51 カテゴリ:最新のニュース

 

新たなランドマークとなる超高層複合ビル「あべのハルカス」。左下は天王寺公園の大阪市立美術館。

新たなランドマークとなる超高層複合ビル「あべのハルカス」。左下は天王寺公園の大阪市立美術館。

近畿日本鉄道(近鉄)が開発し、来春グランドオープンとなる超高層複合ビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)。その地上16階に開館を予定する「あべのハルカス美術館」(浅野秀剛館長)が、開館からの3展覧会を発表した。

 

開館日となる2014年3月22日(土)からは、国宝を含む東大寺の宝物による「あべのハルカス美術館 開館記念特別展 東大寺」を開催(5月18日(日)まで)。次いで、5月31日(土)~7月21日(月・祝)には「ポルディ・ペッツォーリ美術館所蔵 ミラノ 華麗なる貴族コレクション展」、8月5日(火)~9月28日(日)には「デュフィ展」が決定した。年間5~6本の企画展を予定し、40~50万人の来館者を見込む。入館料は展覧会ごとに設定される予定。

 

展示室のイメージ(外光をとり入れた状態)

展示室のイメージ(外光をとり入れた状態)

同館は、この6月に先行オープンしたあべのハルカス近鉄本店(近鉄百貨店)の上層に位置。近鉄・大阪阿部野橋駅と直結する好立地から、平日は午後8時まで開館する「都市型美術館」を目指す。最新の耐震・制振技術から最高水準の安全性を実現し、国宝・重要文化財の展示も可能。館長には大和文華館館長もつとめる浅野秀剛氏、名誉館長には兵庫県立美術館館長・蓑豊氏が就任している。

 

【関連リンク】 あべのハルカス美術館

 

「新美術新聞」2013年9月21日号(第1323号)9面より

 


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