【訃報】 大屋美那氏

2013年07月24日 15:06 カテゴリ:ニュース・展覧会情報

 
大屋美那氏(美術史家、国立西洋美術館学芸課主任研究員)
日本におけるロダン及び松方コレクション研究の第一人者として活躍した大屋美那氏が6月18日、研究渡航先のパリにて急性骨髄性白血病のため亡くなった。享年50。
 
神奈川県生まれ。1988年から96年まで、静岡県立美術館学芸員として「ピカソ」展(1990年)や国際シンポジウム「ロダン芸術におけるモダニティ」(1994年)を企画。この他、別館・ロダン館開館の準備にも参加した。
その後、2001年より国立西洋美術館主任研究員として、「ロダンとカリエール」展(2006年、同年オルセー美術館に巡回)、開館50周年記念「フランク・ブラグィン」展(2010年)、「手の痕跡」展(2012年)等を企画。主な論文に「松方コレクションのロダン彫刻に関する調査報告(『国立西洋美術館研究紀要』)」。著書に『印象派美術館』、『ロダン事典』等がある。2010年「フランク・ブラグィン」展で第6回西洋美術振興財団賞学術賞を受賞した。
 


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