庭園風景　ショウフクジと茶室転合庵

「博物館でお花見を」は東京国立博物館の庭園開放に合せて開催される春の恒例企画。幾種類もの桜が次々に咲き誇る庭園と、桜に彩られた国宝・重要文化財を含む名品の数々を一度に堪能できる贅沢な催しだ。

同館の庭園にはソメイヨシノやオオシマザクラ、ショウフクジなど10種類以上の桜が植えられており、それらが次々と花を咲かせる様は圧巻の一言。毎年、桜を目当てに国内のみならず海外からも多くの来場者が訪れる人気のスポットとなっている。

また、総合文化展では掲出の狩野長信筆 国宝「花下遊楽図屏風」をはじめ、歌川国貞（三代豊国）筆「上野の花」や仁阿弥道八作「色絵桜樹図透鉢」など桜にちなんだ作品の数々を展示。喧騒を離れた庭園でゆったりと時間を過ごした後は、日本美術の殿堂が誇る古今の名品に咲く桜に酔いしれたい。その他会期中は東博句会「花見で一句」や「桜の根付作り」、小堀遠州ゆかりの茶室「転合庵」での茶会など桜づくしの関連事業がもりだくさん（一部事前申込制）。今年の春はトーハクで世界一贅沢な花見を楽しんではいかがだろうか。

狩野長信筆　国宝「花下遊楽図屏風」左隻　江戸時代・17世紀　東京国立博物館所蔵 （展示期間：3月19日～4月14日）

 「博物館でお花見を」

【会期】 2013年3月19日(水)～4月14日(日)

※庭園開放は3月9日（土）～4月14日（日）

【会場】 東京国立博物館(東京都台東区上野公園13-9）

☎03－5777－8600（ハローダイヤル）

【休館】 月曜日

【開館時間】 9:30～17:00、4月以降の土・日曜・祝日は18:00、3・4月の金曜日は20:00まで

（入館は閉館の30分前まで）

【料金】 一般600円、大学生400円

【関連リンク】東京国立博物館関連ページ

〈招待券プレゼント〉

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締切　3月15日必着

※応募多数の際は抽選とさせていただきます。なお当選者の発表は、発送をもってかえさせていただきます。