【美術館博物館】 横尾忠則現代美術館が11月3日オープン

2012年06月29日 17:33 カテゴリ:最新のニュース

 

紫綬褒章、旭日小綬章を受章した日本を代表する美術作家・横尾忠則氏(1936年兵庫県生まれ)が兵庫県に寄贈・寄託した作品・資料等を展示する「横尾忠則現代美術館」が11月3日文化の日、神戸市灘区にオープンする。

 

同館は兵庫県立美術館王子分館(通称:原田の森ギャラリー)の西館を改修したもので地下1階地上4階建て。グラフィックデザイナーとして一世を風靡した60―70年代のポスターやY字路をモチーフとした「暗夜光路」シリーズなどの美術作品、その他書籍や原画など約3000点を保管し、横尾作品のコレクションとしては世界最大となる。館長は兵庫県立美術館館長・蓑豊氏が兼任。

 

横尾芸術の一大拠点として年4回程度の企画展を開催するほか、1階にはオープンスタジオを設け、横尾氏による公開制作やワークショップ、コンサートなどのイベントを開催予定。6月2日の記者会見では、金沢21世紀美術館や米国のアンディ・ウォーホル美術館など国内外の美術館との連携を視野に、展覧会やイベント、調査研究を展開することが発表された。

 

 

横尾忠則現代美術館・正面

 

 

新美術新聞2012年6月21日号(第1283号)3面より

 


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