ラップ・ミュージアム展(市原湖畔美術館・8/11~9/24)

2017年07月31日 10:27 カテゴリ:最新の展覧会情報

 

リリック帳 提供:SHING02

リリック帳 提供:SHING02

 

ラップにまつわる文化的実践に焦点を当てる、日本で初めての展覧会が8月11日より千葉県の市原湖畔美術館で開催される。

 

日本でラップが生まれてから約30年が過ぎようとしているいま、ラップバトルのTV番組が人気を集めるなど「ラップブーム」とも呼べる現象が起きている。今展はそんな現在において、ラップのつくりやラップから派生した文化に迫るもの。展覧会は大きく2つの構成からなり、ラップそのものの構造に注目し、映像等でみせる「ART OF RAP」と、ラップという行為とその周辺の文化的実践を紹介する「RAP PRACTICE」を軸とする。「ART OF RAP」では、いとうせいこう & TINNIE PUNX から KOHH まで、ラップのリズムの構造を可視化させた映像作品(制作協力:伊藤ガビン、大谷能生)のほか、ラッパーが実際に使用したリリック帳(出展予定:Mummy-D(RHYMESTER)、ANI・Bose(スチャダラパー)、クボタタケシ、TWIGY、K DUB SHINE、SHING02 ほか)を展示。「RAP PRACTICE」では、音源やフライヤー、グッズを中心に、日本で生まれたラップとその周辺の文化が生んだオブジェクトをアーカイブ展示。コミュニケーション・ツールとしてのラップを明らかにする。なお展示のイントロダクションでは「サイプレス上野の部屋」の再現を予定している。

 

初日の8月11日には、オープニング記念MCバトル「ART OF RAP /RAP OF ART presented by 鎖 GROUP」を開催。展示室内に登場する特設ステージにて、約10名のラッパーによるMCバトルが行われる。HOST MCを務めるのはダースレイダー。審査員は同館館長の北川フラムやDOMMUNEの宇川直宏らがつとめる。そのほか会期中の週末はトークイベントなどを開催予定。

 

90 年代の日本語ラップにまつわるフライヤー (提供:ファイルレコード)

90 年代の日本語ラップにまつわるフライヤー
(提供:ファイルレコード)

 

 

【展覧会】ラップ・ミュージアム展

【会期】2017年8月11日(金・祝)~9月24日(日)

【会場】市原湖畔美術館(千葉県市原市不入 75-1)

【TEL】0436-98-1525

【休館】月曜、祝日のとき翌日

【開館】10:00~17:00(土日祝は延長あり・入場は閉館の30分前まで)

【料金】一般800円、65歳以上・大高生600円、中学生以下無料

 

《チケットプレゼント》

同展の招待券を5組10名様にプレゼントいたします。メールのタイトルに「ラップ・ミュージアムチケットプレゼント」とご記入の上、①郵便番号・住所 ②氏名 ③年齢 ④職業 ⑤当サイトへのご意見 ⑥今後当サイトで取り上げてほしいコンテンツ を以下のメールアドレスまでお送りください。

present@art-news.co.jp

締切:7月23日(日)必着

 

【関連リンク】市原湖畔美術館

 

 


関連記事

その他の記事