【21_21 DESIGN SIGHT】活動のデザイン展

2014年10月17日 10:00 カテゴリ:最新の展覧会情報

 

変動する世界におけるデザインの役割を問う

 

Humans Since 1982《ア・ミリオン・タイムズ》 (Photo:Tim Meier)

 

20世紀後半の情報革命以降、世界の距離はますます短くなり、大きな変化の時を迎えている私たちの生活や日々の意識。知識や手法が高速で更新される一方、社会の不均衡や倫理、価値観を問い直す機会も増えている現代において、手にとることのできるものづくりにあえて限定せず、社会が抱える課題を読み解き、問題を解決しようとする意志や活動に目を向ける展覧会「活動のデザイン展」が開催される。

 

アルヴァロ・カタラン・デ・オコン《ペットランプ》 (Photo:Studio Alvaro Catalán de Ocón)

 

今展ディレクターは、日本と世界のデザインの動きに精通したジャーナリストの川上典李子と、ストックホルムを拠点にアートとデザインのキュレーターとして活動を続ける横山いくこ。世界を俯瞰するクリティカルなアプローチをはじめ、社会との新しい関係を築く提案、現在から未来を見通すリサーチを紹介する。

 

81歳の女性が1950年代から編み続けて来た500枚を超えるセーターや、幼少期の記憶をデザインのインスピレーションとして開発された地雷撤去装置、「修復と改良」を奨励し、人々の身の周りの問題を解決していく「Fixperts」プロジェクト、技術革新がもたらす世界の今後を考察する無人飛行物体(ドローン)など、10カ国以上・24組のクリエーターによる多彩な活動が揃う。

 

DNA Charlois&クリスティン・メンデルツマ / Wandschappen《ロースさんのセーター》 (Photo:Joop Reijngoud)

 

ジョセフィン・ヴァリエ《リビング・アーカイヴ》

 

参加作家

マイク・エーブルソン、アルマ望遠鏡プロジェクト/ 国立天文台+PARTY+Qosmo+エピファニーワークス、アルヴァロ・カタラン・デ・オコン、ダグラス・クープランド、DNA Charlois&クリスティン・メンデルツマ/Wandschappen、フィクスパーツ(アオモ、アトリエ HOKO、クビーナ、サラン・イェン・パニヤ、長坂常、菱川勢一)、Front&the Siyazama Project/Editions in Craft、マスード・ハッサーニ、ホンマタカシ、ヒューマンズ シンス 1982、大西麻貴+百田有希/o+h、織咲誠、フローリー・サルノット、スタジオ スワイン、スーパーフラックス、タクラム デザイン エンジニアリング、牛込陽介、ジョセフィン・ヴァリエ

 

マスード・ハッサーニ《マイン・カフォン(地雷撤去ボール)》 (Photo:Rene van der Hulst)

 

Studio Swine《カン・シティ》

 

【会期】10月24日(金)~2015年2月1日(日)

【会場】21_21 DESIGN SIGHT(東京都港区赤坂9-7-6) TEL 03-3475-2121

【休館】火曜(ただし10月28日、12月23日は開館)、12月27日(土)~1月3日(土)

【開館】11:00~20:00(入館は閉館30分前まで)

【料金】一般1000円 大学生800円 高校・中学生500円 小学生以下無料

【関連リンク】21_21 DESIGN SIGHT

 

■オープニング・デザイナー・リレートーク 「活動のデザイン」

【日時】10月25日(土) 14:00~16:00

【会場】21_21 DESIGN SIGHT

【出演】アルヴァロ・カタラン・デ・オコン、Humans Since 1982、牛込陽介

【モデレーター】川上典李子、横山いくこ

※参加費無料、要観覧券、定員80名

※申込はこちら

 

■イーヴォ・ファン・デン・バールとマスード・ハッサーニによるトーク

【日時】11月1日(土) 14:00~15:30

【会場】21_21 DESIGN SIGHT

【出演】イーヴォ・ファン・デン・バール(ヴァンスファッペン)、マスード・ハッサーニ

※参加費無料、要観覧券、定員80名

※申込はこちら

 


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