速水御舟「山科秋」1917(大正6)年 絹本・彩色 山種美術館蔵

山種美術館のコレクションにおいて、最も重要な作家のひとり、速水御舟（1894～1935）。その御舟も出品し、関わりの深い日本美術院が来年に再興100年を迎えることを記念し、コレクション約60点による展覧会が開かれる。

速水御舟は重要文化財「炎舞」や構成美を堪能できる「翠苔緑芝」など代表作が出品。御舟をいち早く評価した横山大観や、院展の中心的作家、下村観山や菱田春草も楽しめる。日本画壇の中心でありつづける、院展の真髄へと迫る内容が期待できるだろう。

【会期】 2013年8月10日(土)～10月14日(月・祝)

【会場】 山種美術館（東京都渋谷区広尾3―12―36）

☎03―5777―8600

【休館】 月曜、祝日のとき翌日

【開館時間】 10：00～17：00（入館は閉館30分前まで）

【料金】 一般1000円 大高生800円 中学生以下無料

【関連リンク】 山種美術館

「新美術新聞」2013年8月21日号（第1320号）4面より

速水御舟「白芙蓉」1934(昭和9)年 紙本・墨画彩色 山種美術館蔵

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