「nakasora -waiting for awakening」 2012 ナフタリン、樹脂、ミクストメディア55.8×67.9×110cm
photo: KIMURA Kazuho (c)MIYANAGA Aiko Courtesy Mizuma Art Gallery

昨年、国立国際美術館で開催された個展「宮永愛子：なかそら－空中空－」の壮大な作品展示が大きな反響を呼んだ現代美術家・宮永愛子（1974年京都生まれ）。日用品をナフタリンでかたどった作品や塩を用いたインスタレーションなどで注目を集め、平成23年度五島記念文化賞美術新人賞を受賞。副賞の海外研修でアメリカを拠点に中南米などを巡り、日本の「裏側」の景色を見る旅を続けてきた。

「waiting for awakening -shoes-」 2013 ナフタリン、樹脂、ミクストメディア15×22×15.5cm
photo: MIYAJIMA Kei (c)MIYANAGA Aiko Courtesy Mizuma Art Gallery

今展はその帰国記念展として、大阪の個展における象徴的な作品となったナフタリンの椅子を関東において初展示するとともに、新作を交えた構成で展覧。日本の裏側、最も遠い景色の旅から戻り、日常の中で結晶化された宮永の作品を前に、あなたは何を思うだろうか。

会期中の7月13日(土)には、ミナ ペルホネン(minä perhonen) デザイナー・皆川明氏との特別対談「こないだの続き。」を開催。当日までに数点の作品が追加展示される。

「nakasora -the reason for eternity-」 2012 ナフタリン、はしご、ミクストメディア
photo: TOYONAGA Seiji (c)MIYANAGA Aiko Courtesy Mizuma Art Gallery

【会期】 2013年6月12日(水)～8月3日(土)

【会場】 ミヅマアートギャラリー（東京都新宿区市谷田町3－13 神楽ビル2F）

☎03－3268－2500

【休廊】 日曜・月曜・祝日

【料金】 無料

【関連リンク】 ミヅマアートギャラリー

「新美術新聞」2013年7月11日号（第1317号）2面より