【長野】 軽井沢千住博美術館 新展示室 『The Fall room』 完成

2013年06月10日 17:26 カテゴリ:最新の展覧会情報

 

「The Fall」ヴェネツィア・ビエンナーレ展示風景

「The Fall」ヴェネツィア・ビエンナーレ展示風景

ニューヨークを中心に国際的な活動を続け、本年もアートフェア東京での個展、「千住博が描く 源氏物語展」(佐川美術館)と発表が続く画家・千住博(1958年東京生まれ、東京藝術大学大学院後期博士課程修了)。初期からの作品を展示・収蔵するため、2011年に開館した軽井沢千住博美術館(館長・品川惠保)の館内に、「The Fall」(第46回ヴェネツィア・ビエンナーレ名誉賞受賞作)公開のための展示空間「The Fall room」が増設され、6月5日より一般公開が始まった。

 

「The Fall」はこれまで18年間公開されることなく保管され、展示が待ち望まれていた一作。最良の方法で展示したいという作家の思いと考えは「地下宮殿」というコンセプトを生み出す。地下空間の地底湖の岸辺に作品が展示されているようなイメージを、同館設計者・西沢立衛の空間デザインが現実のものとした。

 

軽井沢千住博美術館

軽井沢千住博美術館

延床面積326.12㎡、高さ7.3mものインスタレーション・ルームは、6月5日(水)より公開が始まった。地上の展示室では、6月1日より「Waterfall×Waterfall展」を開催中。

 

「Waterfall×Waterfall展」

【会期】 2013年6月1日(土)~10月6日(日)

【会場】 軽井沢千住博美術館(長野県北佐久郡軽井沢町長倉815)☎0267―46―6565

【休館】 火曜 [7~9月] 無休

【開館時間】 9:30~17:00 [7~9月] 9:30~18:00

【料金】 一般1200円 大学生・高校生800円 中学生以下・障がい者無料

【関連リンク】 軽井沢千住博美術館

 

「新美術新聞」2013年6月11日号(第1314号)1面より

 


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