【オランダ】 八木君枝フェルトバック展

2013年03月11日 14:22 カテゴリ:最新の展覧会情報

 

日本人バックデザイナーの八木君枝(1958年名古屋市生まれ)による個展が オランダ・アムステルダムにあるバック専門美術館・ヘンドリキェ・バッグ美術館で開催されている。

 

 

「Santa Ana Wind」 w30xh15xd7cm ©CDarlingkie Art bag

八木は慶応義塾大学で美学美術史を学び、卒業後はペインティングやフェルトペインティング、彫刻、アクセサリー作品などを制作発表し続けてきた。
なかでも自然素材である羊毛(主に染色羊毛)で描いたフェルトペインティングの作品は「絵の具とは異なり、色が混じり合うことなく、何層も羊毛をかさねていくことで、色の立体感や深みが増し、柔らかく温かい印象を与えることができる」という。
この過程なかでバッグ制作を始めたのは6年前。作品作りは自然、風景、花などからインスピレーションを受けた色とりどりの世界と共に、「バッグは持ち歩くためのもの」と側面と底面には革が使用され、内側には裏地が付けられ、実用性にも配慮がなされている。フェルトバッグはすべて手作りで一点物、創造性に溢れた作品世界を海を超え発信する。

 

 

「Amuchika」 w26xh15xd5cm ©Darlingkie Art bag

【会期】 2013年3月12日(火)~5月5日(日)
【会場】 ヘンドリキェ・バッグ美術館 〈欧文名Tassenmuseum Hendrikje〉
(Herengracht 5731017 CD Amsterdam)
 ☎+31 (0)20-524 64 52
【開館時間】 10:00~17:00
【料金】 一般€9
【休館】 4月30日(火)
【関連リンク】 ヘンドリキェ・バッグ美術館

            八木君枝 オフィシャルホームページ

 

 
 

「Rainbow」 w30xh26cm ©Darlingkie Felt painting

「Amsterdam venus」 w30xh25cm ©Darlingkie Felt painting

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

《ヘンドリキェ・バッグ美術館》

ヘンドリキェ・バッグ美術館では、中世末期から今日に至るまでの、ヨーロッパにおけるバッグの歴史をたどっています。肩掛けかばん、スーツケース、巾着タイプ、アクセサリーなど、4000を超える貴重な品々が収蔵され、バッグ美術館として世界最大の規模を誇っています。この美術館は、ヘンリキェ・イヴォ氏が35年の年月を費やして集めた個人コレクションをもとにして設立されました。

 

《コレクション》

コレクション作品を通じて、機能や、形態、素材や装飾様式などから見たバッグの多様性がはっきりと浮かび上がってきます。一つ一つのバッグが、社会的背景や、芸術スタイル、モードといった貴重な歴史を伝えています。
美術館では、常設展示作品の他に、テーマに沿った定期展示が行われています。また、オランダならびに海外の現代作家によるバッグ作品の展示も催されています。

 

《運河沿いの歴史的建造物》

ヘンリキェ・バッグ美術館は、1664年に運河沿いに建てられた歴史建造物に設けられています。この建物にある二つの豪奢な応接サロンは、17~18世紀製の絵画や天井装飾、暖炉で彩られています。

 

 


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