資生堂ファン必見!デザイナー山名文夫の優美な世界 

2015年04月01日 15:56 カテゴリ:最新のニュース

 

山名文夫とアール・デコ―資生堂スタイルの確立者―

 

山名文夫 《資生堂ドルックス化粧品 新聞広告イラストレーション 原画》 1959 年 資生堂企業資料館所蔵 (後期)

山名文夫 《資生堂ドルックス化粧品 新聞広告イラストレーション 原画》 1959年 資生堂企業資料館所蔵 (後期展示)

 

日本を代表する化粧品会社・資生堂。そのデザイナーとして活躍した山名文夫(1897~1980)の世界を紹介する回顧展「山名文夫とアール・デコ―資生堂スタイルの確立者―」が群馬県立館林美術館で開催される。

 

山名は大正から昭和初期の時代にフランスのアール・デコ様式の瀟洒な挿絵に大きな影響を受け、気品溢れる女性像による優美なイメージを多数生み出したデザイナー。「アール・デコ」という切り口でその仕事を紹介する今展では、山名が資生堂入社前に手がけた雑誌「女性」「苦楽」の挿絵をアール・デコのファッション・プレートとともに紹介。また1929年の資生堂入社後に商品パッケージや「花椿」の冊子に登場させた「モダン・ガール」から戦後に発表された流麗な線描と巧みな余白による「山名様式」まで、山名が送り出した数々のデザインに迫る。

 

そのほか今展では矢部季、沢令花、前田貢、川島理一郎、仲條正義など資生堂の他のデザイナーが戦前から近年まで手掛けた化粧品のパッケージ、ポスター、資生堂パーラーの食器なども紹介し、早くから企業のデザイン・アイデンティティーの1つとしてアール・デコを吸収した歴史を紐解く。前後期合わせて約270点の資料を展示。

 

山名文夫 《資生堂化粧品 ポスターのためのイラストレーション 原画》 1955-70 年 資生堂企業資料館所蔵 (前期)

山名文夫 《資生堂化粧品 ポスターのためのイラストレーション 原画》 1955-70年 資生堂企業資料館所蔵 (前期展示)

 

(左)『銀座資生堂御案内』1929年 資生堂企業資料館所蔵
(右)前田貢 《資生堂オイデルミン・コールドクリーム 小型ウィンドウバックポス
ター》 1926年 資生堂企業資料館所蔵

 

【会期】前期展示:2015年4月25日(土)~5月24日(日)、後期展示:5月26日(火)~6月28日(日)

【会場】群馬県立館林美術館(群馬県館林市日向町2003) TEL0276-72-8188

【休館】月曜(ただし5月4日は開館)、5月7日(木)

【開館】9:30~17:00(入館は閉館30分前まで)

【料金】一般820円 大高生410円 中学生以下無料

【関連リンク】群馬県立館林美術館

 

 


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