ベーコン、ウォーホルなど出品 サザビーズで過去最大級400億円規模の現代美術オークション開催

2015年06月12日 10:30 カテゴリ:最新のニュース

 

サザビーズロンドンは来月1日、予想総落札価格が最大で2億460万ポンド(約391億円)にものぼる、現代美術では過去最大級のオークションを開催すると発表した。

 

ロット数59の中で今回サザビーズが目玉としているのはフランシス・ベーコンとアンディ・ウォーホル。近年作品価値が上昇を続けるベーコンについては「Study for Pope Ⅰ(ローマ教皇のための習作)」と、今年に入り欧州のプライベートコレクションから再発見された2つの自画像「Self-Portrait」(1975)、「Three Studies for Self-Portrait」(1980)が出品。

 

「Study for Pope Ⅰ」は推定落札価格2500万~3500万ポンドで、同作はベラスケスの「イノケンティウス10世の肖像」をもとに描かれた連作の中の一枚。2005年のオークションでは1000万ドルで落札され、当時としてはベーコンの最高額を記録した経緯がある。また2つの自画像についてはそれぞれ推定落札価格1000万~1500万ポンドがつけられている。

 

またもう一つの目玉であるアンディ・ウォーホルに関しては、ドル紙幣をモチーフにした作品群が出品。中でも1ドル紙幣を模した「One Dollar Bill(Silver Certificate)」(1962)はウォーホル自身による手描きの作品であり、1300万~1800万ポンドという高値での落札が予想されている。

 

 

 


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