大澤光民—金工・重要無形文化財「鋳金」

2015年02月10日 18:21 カテゴリ:北陸×ART×KOGEI

 
北陸の工芸
 
北陸を代表する工芸家—大澤光民
 
四百年の歴史ある鋳物の街高岡に生まれ、鋳金に出合いました。太古の銅鐸の時代から繫がる技と知った時、生涯この仕事を続ける目標が決まり鋳(い)ぐるみ鋳造法を考案する事ができました。
鋳型に異質の金属を固定して溶銅を流し込み、くるんでしまう。溶銅を流し込む時に湯圧で銅線等動いたり溶けたりして有機的な温かみのある文様ができる。ヤスリ等で削り磨ぎ出し、文様を浮かび上がらせる技法です。
私は光と水のイメージを中心にして作品を創っています。光と水は生命の源であり森羅万象の根本です。光と水が程よく調和しているから地球があり宇宙がある。作品「地から宙から」は、太陽が地球の生命を育む熱と、地球の生命が宇宙に向って発するエネルギー、光を赤、水を白の線で表現しています。
過去・現在・未来、見え隠れしながら永久に続く様子を鋳ぐるみ法で表わしました。
 
 
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