市島桜魚—漆芸・蒔絵、平文

2015年03月16日 18:23 カテゴリ:北陸×ART×KOGEI

 
北陸の工芸
 
北陸を代表する工芸家—市島桜魚
 
「洗い出し」と呼ばれる技法による金地の小簞笥である。器物の真ん中で二つに開き、左右各々に引き出しが二段設えられている。
薄や草花は「引っ掻き」技法による表現とし、陽の光の中心には刑部平目を数種類配した。碧色に輝くのは八方光線の玉虫貝である。
金沢の四季は美しい。特に秋の風情は格別である。何処までも続く広大な薄野に太陽と月が映し出される。吹き渡る風も爽快である。
そんな情景を想って制作した。
 
 
【展覧会情報】
◎第32回日本伝統漆芸展
2015/4/7(火)〜5/10(日) 熊本県伝統工芸館
◎作家による「うるしのお椀」
2015/3/1(日)〜4/21(火) めいてつ・エムザ 黒門小路〈加賀・能登 工芸の粋〉
◎第56回石川の伝統工芸展
2015/6/3(水)〜6/7(日) めいてつ・エムザ(金沢)
◎第62回日本伝統工芸展
2015/9/17(木)〜9/28(月) 日本橋三越本店
◎第62回日本伝統工芸展 金沢展
2015/10/30(金)〜11/8(日) 石川県立美術館
 
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