洋画

     
   

   

第66回二紀展(国立新美術館) 「聖家族」 162×194cm 2012年

中世ロマネスクの修道院は、ゴシック様式のもつ尖塔やステンドグラスの華やかさはないが、内部の柱頭を飾る彫刻には、ロマネスクの人々の信仰に支えられた素朴で温かい日常生活が聖書物語として刻まれています。そのプリミティブな魅力に惑かれて、永い間ロマネスクの人間像を描いてきました。「聖家族」はそのひと齣です。
 
 
 

吉野 純

YOSHINO JUN

二紀会名誉会員、筑波大学名誉教授
 
1922年
1948年
1955年
1962年
1963年
1968年
 
1976年
1991年
2007年
長野県生まれ
東京高等師範学校研究科(のち東京教育大学、現在の筑波大学)を卒業
第9回二紀展に初入選(56年会友となる)
初の個展を銀座・櫟画廊で開催(以後、多くの個展を各地で開催)
二紀会委員となる(75年理事、85年常任理事、86事務局長、97年副理事長)
東京教育大学(現・筑波大学)助教授となる
(76年教授、78年科長、85年定年退職)
第30回記念二紀展で菊華賞受賞(91年第45回記念展大賞)
二紀展出品作「ノアの方舟」文化庁買上げ(現・京都国立近代美術館蔵)
吉野純回顧展が佐久市立近代美術館で開催される

 
     

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