洋画

     
   

「鬼神」は生者に禍福をもたらす存在である。<br />
正に現代を象徴している忘れてはならない神である。

自然が興こす猛威、地球から見ればそれが普通なのかも知れない。しかし、いつも人の生命が失われる。天災と言えるのだろうか!<br />
空と海で画面を二分し海を斜めにして、不安感を中心に呆然としている顔と、横に現代の建物を描き、失われた物と何を心の糧に信じるのか? 作品を通して問うてみました。<br />
又、鎮魂の意を持って描きました。

   

 
 

山田千代一

YAMADA CHIYOKAZU

大調和会運営委員
 
1945年東京都生まれ。
洋画家・大調和会創立委員水谷淳に師事、大調和展で69年新人賞、70年佳作賞を受賞、大調和会会員となる。74年会員佳作賞(同75年、77年)を受賞、79年大調和会委員となり、95年には大調和会常任委員となる。
個展開催も数多く20回にも及んでいる。

 
     

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