日本画

     
   

法隆寺の五重塔をモチーフに、訪れる度に魅了される塔の美しさを描きました。<br />
バランスのとれた全体像、特に屋根の一寸反りのある美しさは、世界を見ても極端に<br />
主張するのではなく、日本人独特の繊細な美術感覚と感動させられます。


人は自然に寄り添う事を忘れては共生できない事を、昨年の東日本震災で経験しました。また、人間社会の欲望を満す為の科学の驕りは、自然に勝てない事も知り、絵に表現したいと思いたち、強い意志を持つ金剛菩薩像をモチーフに、人の煩悩を廻りの波紋で表現して、希望の持てる社会にと願って描きました。

   

 
 

多田早苗

TADA SANAE

日本水墨院理事、いわき墨友会主宰
 
 
2005年
2007年
2010年
 
 
福島県生まれ
第20回記念日本水墨院展で東京都知事賞受賞
第22回日本水墨院展で日本水墨院大賞受賞
第25回記念日本水墨院展で文部科学大臣賞受賞
 
他、個展4回開催、グループ展多数出品

 
     

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