日本画

     
   

   

馬驍・王荻地水墨画展(銀座・鳩居堂画廊)「冰河の音」 91.5×183cm
2013年5月14日〜19日開催

私は、“生涯芸術の表現を追及すること”を信念としています。
幼少より絵を描くのが好きで、水彩絵の具で油絵を描くほど、何の知識もありませんでした。でも、古びた壁を眺めるのが好きだった。そこには、雄大な山、飛び立つ鷹、草原を駆けぬける馬、空に浮かぶ雲、滝の下に佇む双鶴…が見え、これらの幻想のようなものが気持ちをウキウキにさせてくれました。
1979年日本に来て日本の芸術文化の影響を受け、80年代初めに独自の表現方法・溌墨画法を編み出し、幼少の夢を実現することができました、溌墨画は更に深く、広大な空間、無限の境地へ私を導きいてくれます。宇宙の神秘、大自然の壮麗感、山・水・空気・雲・霧の情緒…が私の作品の「魂」であり、生涯に亘って追求してきた芸術の表現です。

 
 
 

馬 驍

MA KYO

馬驍水墨画会代表、日本美術家連盟会員、中国湖南吉首大学芸術科客員教授
 
1940年北京生まれ(母は日本人)。
国立北京美術学校で水墨画・油絵を専攻、卒業。79年日本に帰国、馬驍水墨画会を創設、82年から独創の新溌墨山水画による個展を全国の百貨店で開き、85年『馬驍水墨画集』(日貿出版社)を刊行、同年個展を静岡県立美術館で、翌86年馬驍・鄧林2人展を常葉美術館で開催する。
さらに87年からパリ、ニューヨーク、上海、ウイーン国連本部、ロンドンなど世界各地で個展を開催する。この間、日本外務大臣賞、中国駐日大使賞、日中美術交流功労者賞などを受賞。
2006年馬驍・王荻地水墨画芸術展が北京・中国美術館で開催され、著書も多数刊行する。

 
     

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