洋画

     
   

星の成り立ちは地球を含めてはじめは熱い尾を曳き乍ら流れ、冷めて球体となります。この円も尾を曳いています。熱い部分と冷めた面、日の当っている処と当らない部分、表裏は人間でも同じでしょうか。これから伸びやかにありたいと考えます。


手をモチーフの展覧会を考えました。芸大の先生の手、竹久夢二の手など、手は難しいと云うアドバイスを忘れ、いくつもの手の中から千手観音の様な手が浮かんで来ました。見慣れた仏画の影響か、制作中に光が加わり仏画紛いとなりました。題名も作品に沿ったものに落ち着きました。

   

 
 

黒川英夫

KUROKAWA HIDEO

 
1929年神奈川県生まれ。
慶應義塾大学卒業。個展を中心に活躍。みゆき画廊、円鳥洞画廊、大丸東京展、松坂屋銀座店、文藝春秋画廊等へ発表を重ねる。

 
     

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