洋画

     
   

   

第97回二科展(国立新美術館)「待春」 227.3×181.8cm 2012年

心理的な形を黒で追求した。大・中・小の形の組合わせと連携を試みた。ピュアな色面を配置することで、画面にリズム感(息吹)を与えるようにした。暖かい春が来るのをじっと耐え忍んでいる冬の暮しの厳しさ、そこにヒューマニティーが感じられるであろう。
抽象と具象のはざまで、そのせめぎ合いの面白さも表現したい。

 
 
 

香川 猛

KAGAWA TAKESHI

二科会理事、西相美術協会会務委員
 
1937年
1968年
1981年
1982年
1993年
2006年
2007年

神奈川県生まれ
二科展明治百年記念賞受賞
二科展会友賞受賞
二科会会員となる
二科会会員努力賞受賞
二科会理事となる
二科展内閣総理大臣賞受賞
 
ほか、シェル美術賞展、神奈川県展、文化庁現代美術選抜展など出品。
著書に『だれにでもわかるテクニカルイラスト入門』がある。

 
     

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