洋画

     
   

私の住む守口市には、片手に提灯を持ち、お囃子に合わせて踊る夏祭りがあるが、少年の頃はそんな賑やかな夏を楽しんだり、仲間と近くの堰や神社に遊びに行って、蝶や蟬、蜻蛉などをとって、夕暮れになるのも忘れて遊び呆けていた。やがて灯りが点もる頃、怒る母の顔が頭いっぱいに広がって、急いで家路に向ったものだ。そんな夏のひとときを蟬と群像で表現してみた。


天保の大飢饉に対する幕府の対応と役人の腐敗に怒りを発した大塩平八郎は挙兵した。世に有名な

   

 
 

岩田幸一

IWATA KOICHI

旺玄会常任委員、大阪府美術家協会会員、集団造形会員
 

1934年 大阪府生まれ。
市川加久一に師事。個展9回開催。

 
     

一覧へ戻る