日本画

     
   

京都の御寺の大黒様が、境内に咲いている、それは見事な、背丈ほどもある山百合を、おしげもなく切り、数本くださいました。うれしく、わくわくしながら、スケッチしました。<br />
それが、この50号の日本画となりました。風に揺れ、紅い花粉が花びらに…。良き香りをはなちつつ…。いつまでも凛として、人生、おくりたいものですね!!


若者曰く「ちっちゃい子が展覧会、見にきてくれはるかもしれんし平仮名にした方がええよ」と、「『おるすばん』やなくて、「おるすば〜ん」とした方が良い」ということです。私は戌歳生まれですので、五年程前より犬を描き始めました。この絵は、柴犬の生後30日目の小柴です。小さいながら、ぼくにまかせて、みんなでがんばろう、おるすば〜んって聞こえてきませんか?

   

 
 

坊城妙海

BOJO MYOKAI

日本選抜美術家協会常任理事、昭和美術会京都支部長
 
1968年
1977年
2001年
2007年
2010年
天台宗僧侶として得度尼僧となる
塩見仁朗に師事、日本画の基礎から学ぶ。のち細木成実・幸野豊一に教えを仰ぐ
第27回公募昭和美術会展で文部科学大臣奨励賞受賞
日本選抜美術家協会第32回日選展で文部科学大臣賞受賞
第36回公募国際美術大賞展で大賞受賞

 
     

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