書

     
   

王義之の手紙には、実に色々な表現が残されているので、60年近い「書宗院展」の歴史の中で何種類かを臨書し、書の深さや広さを探ったが、晩年の「喪乱・思想帖」類とは一線を画す。<br />
万歳通天進帖中の「姨母帖・初月帖」は、行草の発展の歴史をも含んだ表現として刮目に価する素材として採り上げたもの。


東京六本木の国立新美術館にて開催された第41回全書芸展(2012年12月12日~24日)に出陳した際、壬辰の年にちなんで雲上に飛騰する昇龍をイメージした行草の一枚書き。<br />
10尺6尺の紙に、皆木桃香史の訪中土産の黄凱製の大筆を用い、墨は墨運堂の「天麝」を社中の方々が手摺りで用意してくれたものを使った。

   

 
 

淺沼一道

ASANUMA ICHIDO

書宗院相談役、全日本書芸文化院顧問
 
1933年
1953年
1972年
1989年
1993年
 
1994年
 
2002年
2004年
 
2006年
岩手県生まれ
桑原翠邦に師事
「比田井天来先生・生誕百年記念〈天来門流展〉」門流代表中最年少出品
長野県望月町・中仙会結成十周年記念・チャリティー「淺沼一道書展」開催
比田井家之墓墓誌揮毫
還暦記念「淺沼一道屏風作品展」(主催仲仙会・後援望月町)開催
日本大正村「大正浪漫館」題字揮毫
日本大正村初代村長・高峰三枝子氏、同初代議長・春日野清隆氏銅像題字揮毫
苫小牧講習30年記念・古稀祝賀「淺沼一道書展」開催
俳聖松尾芭蕉生誕360年祭・元禄芭蕉回廊大垣特別展示「芭蕉名句幟200旒」
原書揮毫
天来自然公園看板題字揮毫

 
     

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