書

     
   

   

第30回記念 産経国際書展(東京都美術館)「夏と秋と行きかふ…」

2×8尺の紙に細字を縦に書いていくと、どこまで連綿が美しく自然体で続けられるのか。
ただ単調に流れるのは興がない。かと言ってやたらに変化があるとわずらわしい。
また、金、銀の箔の上に、うまく墨がのることも考慮すると、全体のバランスも必要となる。
流麗のなかに一本筋の通った流れでありたいと願いつつ書いた作品である。
 
 
 

阿部朱昂

ABE SHUKO

日本書道美術館副館長、國際書画連盟理事長、MBA書画協会会長、昂筆会・書友会主宰
 
 
 

東京・日本橋生まれ
宇賀寿子・堀江知彦・石川蒼丘に師事
 
早稲田大学卒業後国文科教師となり、同時に書家として歩む
1977年 早稲田大学大学院文学研究科・伊知地鐵男教授のもとで古文書を研究
1986年 日本書道美術館展文部大臣賞受賞
1995年 日本書道美術館展海部俊樹名誉館長賞受賞
 
【作品収蔵先】
クラクフ市日本文化会館(ポーランド)、ザルツブルグ・オーストリア領事館、
フランス日本大使館、光ミュージアム(岐阜県高山市)

 
     

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