「美少女」で振り返る日本の文化

Mr.《Goin To A Go-go!!》　2014（平成26）年
©2014 Mr./Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.

2010年に開催された「ロボットと美術～機械×身体のビジュアルイメージ」展から4年、その続編となる展覧会「美少女の美術史」が開催されている。

「美少女」は今や世界から注目を集める日本の漫画・アニメにおける突出したイメージとして知られるが、これは現代に固有の現象ではなく、「少女」という存在自体は古くから日本の芸術において重要な役割を果たしてきた。今展では美術のみならず、文学、漫画、アニメ、フィギュアなど様々な領域を横断しながら、「少女」という概念に投影された現代日本人の意識を探り、過去から現代に至る日本の文化を振り返る。16のセクションで構成された展覧会には約110名にのぼる作家の300点を超える作品・資料が展示され、多様な視点から「少女」について考えることができる。

(左)内藤ルネ《『ジュニアそれいゆ』第32号表紙絵をモチーフにした内藤ルネによる後年の模写》
1960（昭和35）年　株式会社ルネ蔵 ©R.S.H/RUNE
(右)松山賢《いきものカード（クワガタ）》　2007（平成19）年　個人蔵

(左)タカノ綾《精霊船にのって》　2014（平成26）年　©2014 Aya Takano/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.
(右)谷口真人《Untitled》　2014（平成26）年　個人蔵 撮影：木奥惠三　©Makoto Taniguchi Courtesy oｆ NANZUKA

【会期】 7月12日(土)～9月7日(日)

【会場】 青森県立美術館 (青森市安田字近野185) ☎017-783-3000

【開館時間】 9:00～18:00 (入館は閉館30分前まで)

【休館】 7月14日(月)、7月28日(月)、8月11日(月)、8月25日(月)

【料金】 一般1500円　高大生1000円　小中学生「こども美術館デイ」により無料

【関連リンク】 青森県立美術館

■関連イベント「ob公開制作」

現代美術obによるライブペインティングイベント。約1ヶ月かけて制作され、完成後は様々なイベントに活用される予定。

【日時】7月1日(火)～31日(木)

【会場】1階エントランスギャラリー　※チケット不要

■巡回

静岡県立美術館　9月20日(土)～11月16日(日)

島根県立石見美術館　12月13日(土)～2015年2月16日(月)