【兵庫】「スズキコージの絵本原始力展~聖コージの誘惑~」 <招待券プレゼント>

2014年06月11日 14:09 カテゴリ:最新の展覧会情報

 

スズキコージ 『エンソくん きしゃにのる』 (福音館書店) 表紙原画 1990年

 

優れた挿絵で子どもから大人まで魅了する「コージズキン」こと、スズキコージ(1948年静岡県生まれ)。『エンソくん きしゃにのる』(小学館絵画賞)、『やまのディスコ』(絵本にっぽん賞)、『おばけドライブ』(講談社出版文化賞絵本賞)、『ブラッキンダー』(日本絵本賞大賞)など数々の名作絵本をはじめ、“たくさんのふしぎ”シリーズの『エネルギー』や ボルヘスの『幻獣辞典』などに見られる強烈なイメージ群は、時代や国を超えて、万人の記憶のなかにいつまでも生き続ける不思議な力をもっている。

 

中学生の頃に将来画家になると心に決め、高校卒業後上京。赤坂の割烹料理店にて住み込みで働きながら独学で描き続け、「平凡パンチ」の編集者だった伯父に紹介された堀内誠一氏に見込まれ、「平凡パンチ」女性版(「an・an」の前身)にて挿絵を描く。絵本作家としては1971 年に『ゆきむすめ』でデビュー。天衣無縫のアーティストぶりは変わらず、その創作世界は壁画やダンボール彫刻、ライブペインティングまで広がる。

 

スズキコージ「KŌBE BIZARRE」 2013 年 30×21㎝

今展では、絵本原画のみならず、近年旺盛に展開するライブペインティングによって生まれた巨大絵画(約2m×4m)約40点をはじめ、幼少期のクレヨン画、仮面や巨大ダンボール妖精怪獣などの多彩なオブジェまで、絵本作家の枠に収まらないスズキコージの主要作品が一堂に集結する。

 

展示室内でほぼ毎週末、トーク、ライブ、パフォーマンス、ワークショップ等のイベントを開催し、シンガーソングライターの七尾旅人など、スズキコージと関わりの深いアーティスト達との即興コラボレーションなどが繰り広げられる。美術館庭では、衣食住、生きること自体が表現であるスズキコージの精神を体現するZUKINGCAFE(ズキンカフェ)をオープン(6月21・22日、7月19・20・21日、雨天時は屋内)。

 

 

【会期 】 2014年6月21日(土)~8月31日(日)

【会場】 姫路市立美術館(兵庫県姫路市本町68-25)☎079-222-2288

【休館】 月曜 (7月21日は開館)、7月22日

【開館時間】 10:00~17:00 (入場は閉館30分前まで)

【料金】 一般900円 大・高校生600円 小・中学生100円

 

変身中のスズキコージ氏(撮影:MASASHI KUWAMOTO)「大千世界の生き物たち」(架空社、1994 年)より

子どもギャラリーツアー「体感!スズキコージワールド」

【内容】 学芸員とともに楽しく展覧会場を巡る、カプセルトイを使った体験型鑑賞会

【参加対象・日時】 小学校1~3年生・7月5日(土)9:10~10:00、小学校4~6年生・7月12日(土)9:10~10:00

【会場】 企画展示室

【参加方法】 9時から入館可能。開始までにロビーに集合。大人も参加可能。各日先着20人

【参加費】 無料(要観覧券)

 

【関連リンク】姫路市立美術館

 

〈招待券プレゼント〉

同展の招待券を、5組10名様にプレゼントいたします。メールのタイトルに「スズキコージの絵本原始力展 招待券プレゼント」とご記入の上、①郵便番号②住所③氏名④年齢⑤職業⑥当サイトへのご意見を以下のメールアドレスまでお送りください。

present@art-news.co.jp

締切 7月15日(火)必着

 


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