【京都】 モノクロームの可能性 ―印象の墨絵・東寺小子房襖絵を中心に―

2013年06月21日 09:39 カテゴリ:最新の展覧会情報

東寺小子房「鷲の間」襖絵12面のうち1面 1934年

東寺小子房「鷲の間」襖絵12面のうち1面 1934年

 

 

堂本印象(1891~1975)は、東洋の古典に西洋的な表現を取り入れた具象絵画から、戦後の抽象絵画に至るまで幅広い展開を遂げた。なかでも、一貫して日本の伝統的な表現手段である墨を用い続けた。昭和初期の風景表現における巧みな墨使いはもちろんのこと、昭和30年代以降に挑戦しはじめた色彩豊かな抽象画においてもダイナミックな墨線が主要な表現として用いられるなど、墨は大変重要な役割を担っていた。

本展では、東寺小子房の襖絵を中心に数々の作品を展観することで、墨絵の多様な表現を紹介する。

 

 

 

会場風景

会場風景

【会期】 2013年6月1日(土)~9月29日(日)

【会場】 京都府立堂本印象美術館(京都市北区平野上柳町26-3) ※アクセス

☎075-463-0007

【営業時間】 9:30~17:00(入場は閉館30分前まで)

【休館】 月曜(祝日は開館し、翌日休館)

【料金】 一般500円 高・大学生400円 小・中学生200円 65歳以上・障がい者手帳をお持ちの方と介護者1名は無料

【関連リンク】 京都府立堂本印象美術館

 

 

【同時開催企画展】 

 

日々照応 岡村倫行展

【会期】 2013年6月1日(土)~7月28日(日)

 

テネシーへの想い 北野治男素描展

【会期】 2013年8月2日(金)~9月29日(日)

 

 

 

【イベント情報】

 

講演会 ※要入館券

【日時】 6月29日(土) 東寺の歴史と文化財 新見康子(東寺文化財保護課長)

8月4日(日) 墨の魅力~近代日本画における水墨 榊原吉郎(美術評論家)

9月14日(土) 京都の挑戦する日本画[共存と共有] ~岡村倫行と北野治男の場合~ 尾﨑眞人(京都市美術館学芸課長)

14:00~15:30

【会場】 1階ロビー

 

ミュージアムコンサート・印象の作品に囲まれて ※要予約

【日時】 7月7日(日) 黒川侑ヴァイオリン演奏会~七夕の夜に~

9月21日(土) 長岡京室内アンサンブル音楽監督・森悠子Presents 弦楽アンサンブルジュネス演奏会

18:30~

【会場】 2階展示室

【入場料】 2000円

 

ロビーコンサート ※要入館券

【日時】 6月30日(日) 立命館大学マンドリン部演奏会

8月17日(土) HANA★JOSS・ガムラン演奏&ワヤンクリ(影絵芝居)

14:00、15:00

【会場】 1階ロビー

 

ギャラリーツアー ※要入館券

【日時】 6月22日(土)、7月20日(土)、8月24日(土)14:00~

【会場】 1階ロビー集合

【ナビゲーター】 山田由希代(主任学芸員)

 

キッズワークショップ ※要予約、要入館券

【日時】 7月28日(日)10:00~12:00

【定員】 20名(対象小学生)

【講師】 小木曽登

 

作品を語る ※要入館券

【日時】 8月16日(日)14:00~

【講師】 北野治男

 

 

「新美術新聞」2013年6月21日号(第1315号)4面より

 

 


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