川北良造—木竹工・重要無形文化財「木工芸」

2015年02月10日 18:18 カテゴリ:北陸×ART×KOGEI

 
北陸の工芸
 
北陸を代表する工芸家—川北良造
 
木地挽物の仕事に携わり、木に対する畏敬の念と共に、木を生かさせて頂く事に恵念する。
木の仕事はどの分野も、一つの材を削り研きをくり返し、その身を細めて行く宿命が有り、木屑と成って行く分には、常に材に対して申し訳ない気持ちで近年、方型材をろくろ挽物に作り型として研鑽の日々である。
また、木の物は居住する近隣の材で造り仕上げして、その場で使用するのが最も望ましく、建造物工芸品全てに言えるが叶わぬ事であり、気候風土の違いにもその用を果すべく、熱処理を施し、特に合口物とされる作品に其の技を駆使している楓造嵌装食籠、楓材は動きが強く、蓋物には難材であるが、熱処理済み五ヶ年材を食籠とする。
 
 
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