日本画

     
   

私の生まれた村に「白鷹山」という山がある。<br />
山形駅から白鷹山の肩を通って長井行の定期バスが今でもある。中学生の私は田圃の中にイーゼルを立て、恩師の桜井先生と並んでこの山を描いた。<br />
白鷹山を心の中に置きながら描いた心象風景が、この作品です。


絵とは言葉である。だから、制作は言葉選び(題名)から始める。<br />
昨年、上野で空海展を見学。二日後、京都東寺の講堂を拝見。感動。佛像が所々なかった。上野に出展していた。題は「空海」にしようと決めた。図案の技法も使おう。それで少しくだけた「空と海と」にした。この絵の題名の由来である。

   

 
 

結城天鼓

YUKI TENKO

日本・中国水墨交流協会顧問

 
1935年
1984年
1987年
1988年
1989年
 
1990年
 
1995年
1996年
 
 
山形県生まれ
日中水墨交流協会理事となる(90年常務理事就任)
社会を明るくする運動で保護司会より東京都知事賞受賞
日中水墨合同展で日中友好協会賞受賞
フランス版画賞、マルジス賞受賞。
日中水墨合同展で科学技術庁長官特別賞受賞
日中水墨合同展で運輸大臣特別賞受賞
(91年文部大臣特別賞、96年厚生大臣特別賞受賞)
日中水墨合同展で駐日本中国大使賞受賞
日中水墨交流協会副理事長となる(98年副会長、2000年顧問就任)
 
他、多くの寺院障屏画を制作、個展開催や著書も多数

 
     

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