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第44回日展(国立新美術館)「驪龍珠」 226×72cm 2012年

黒い龍の頷の下にある珠玉。極めて貴重な宝玉のこと。六朝の造像体を根源とし、木簡の味をと工夫したものですが、やや用筆が小さかった為、悠然の気が欠けました。大字でも余白、白い処の美しさで作品は生きてくるので、努力したが至らなかった。
枚数はかなり重ね、最後の作です。落款には「千金の宝石を謂う也」と書いた。
 
 
 

尾崎邑鵬

OZAKI YUHO

日展参事、日本書芸院名誉顧問、読売書法会顧問
 
1924年
 
1955年
1963年
1965年
1970年
1981年
1986年
 
1993年
 
京都府生まれ
広津雲仙、辻本史邑に師事
日本書芸院展特別賞受賞
日展特選
書道研究由源社創立、書道研究誌「由源」発行
日展菊華賞受賞
日展会員賞受賞
日展文部大臣賞受賞
読売日本書法展大賞受賞
日本藝術院賞受賞
 
著書に『尾崎邑鵬作品集』などがある

 
     

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